戦略的思考を鍛える

こんにちは。
毛利まさるです。

一をきいて十を知る。
ということわざがあります。

少しのことで物事の全体を理解できることです。

なにやら言葉としては難しい感じがしますよね。
しかし、これは誰にでもできることです。

ちょっと実験をしてみましょう。

「犬、猿、キジ」
この言葉であなたは何を想像しますか?

当然ながらおわかりですよね。
答えは、ももたろうです。

むかしむかし、あるところに
おじいさんとおばあさんが住んでいました。

という物語の冒頭が必要なく
あなたはももたろうのストーリーを語ることができますよね。

これはまさに一を聞いて十を知ることです。

あなたの詳しい分野では
この一を聞いて十を知ることはできます。

一方で、セールスの人がやりがちなことは
一を知って十にすることです。

一を知って十にするとは私の言葉です。

これは、一人のお客さんから言われたことを
まるで百人から言われたかのように捉えることです。

会議の時にできないことの理由として
お客さんからこのように言われましたので
この方法では無理だと思います。
と答える人がいます。

まさにこういった人が一を知って十にすることです。
たった一回の失敗を
まるで未来永劫の失敗かのように語るのです。

このような人は先ほどのももたろうの話でたとえると
「犬、猿、キジ」と言えば、全て「ももたろう」と
判断するようなものです。

犬、猿、キジがでてくるところは動物園だってあります。

おわかりでしょうか?
一を聞いて十を知ることは
様々な情報から判断して
一番可能性が高いことを答えることができます。

一方で、一を知って十にすることは
ひとつのことを世の中全てのこととして捉えることです。

似て非なるものです。
あなた自身でうまくいく可能性をつぶす事になってしまいますので
セールスであれば一を十にすることはしないでください。