こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは知り合いから美味しいお店を教えてもらったときに
こんな経験はないですか?
「〇〇の場所にあるラーメン屋に行ったら
すごくおいしかったよ。」
「え?あんなところにラーメン屋あったっけ?」
「そうなんだよ。郵便局の前にあるんだよ。」
「え?郵便局なんてあったっけ?」
「いや前からあるよ。〇〇郵便局だよ!
いつも通り過ぎているでしょ。」
「え?全然わからない。」
「おいおい、ここだよ。」
結局、スマートフォンで地図を示す。
このようにいつも通り過ぎて
当たり前と思っているのに認識がない。
このように見ているようで見ていない状況です。
あなたが教える立場だと
「なんでわからないんだよ…」
と思うでしょう。
一方であなたが教えられる立場だと
「もっとわかりやすいコンビニとかで教えてくれよ…」
と思うでしょう。
このような現象はなぜ怒ってしまうのでしょうか?
それは認知バイアスによるものです。
人は自分の興味のあるもの、意識して見ているものしか
あるものとして認識していないのです。
逆に言うと、興味のないもの、意識していないものは
ないものと一緒です。
思い出してみてください。
小学校、中学校、高校で何度も校長先生や担任の先生の
有難いお話を聞いてきましたよね。
そのエピソードを一つでも語ることはできますか?
おそらくできないでしょう。
なぜかというと興味がなかったからです。
これはセールスにおいてとても大切なことです。
なぜならあなたがいくら情熱を持って熱心に説明したところで
興味がなければないものと一緒なのです。
ですから、あいてに興味があるもの
あいてが意識できるものにたとえて話す必要があるのです。
よくセールスの本には情熱があれば売れると書かれております。
それはウソです。情熱だけでは売ることができないのです。
ぜひ覚えておいてください。