
こんにちは。
毛利まさるです。
視聴率は意味がない。
あなたもこの言葉を耳にしたことは
一度はあるでしょう。
ところで
視聴率は意味がないと言われているは
なぜだと思いますか?
その理由は大きく分けて次の二つがあります。
1つ目は、今の時代に合っていないから
2つ目は、日本全国のテレビを反映していないから
1つ目に関しては、そもそも視聴率は
テレビは各家庭に一台あって全員で観るもの
という考えを引きずっているからです。
今はそんなことはないですよね。
映像はもはやテレビだけではありません。
パソコンやタブレット、スマートフォンで
動画を観る人も多いのです。
テレビを観ている多くの年代は
日本の人口比率から観ても40代以上が多くを占めます。
若年層は日本の人口比率が40代以上と比べても低く
加えてテレビを視聴するのも
40代以上と比べても低いのです。
よって今は視聴率ではなく個人の視聴率で測った方が良い
という考えがあるのです。
これに関しては当然その通りだと思います。
問題は2つ目の理由です。
視聴率は全国の中でたった7,100世帯でしか
調査をしていないのです。
これで実際の視聴がわかるけがないという考えです。
残念ながらこれは統計のことを
理解していないということになります。
たとえばサイコロを振って6が出る確率は1/6です。
しかし、2回だけ振った場合
もしかしたら2回連続で6が出るかもしれませんよね。
たった2回だと確率通りにはいきません。
しかし、7,100回サイコロを振ったらどうでしょう?
6が出る確率は限りなく1/6に近いはずです。
カンタンに言うと
7,100世帯のデータは統計からみても
かなり多い数値であり
実態をつかむには充分な数なのです。
つまり
全国の世帯を調査していないから
視聴率は意味がないという言葉自体が
意味のない言葉なのです。
確率や統計について学べば
こういったことにだまされないですよ。