
こんにちは。
毛利まさるです。
社内営業における最大の敵、傲慢との闘い
あなたの職場に、常にマウントを取ってくる嫌な人はいませんか?
もしかすると、本人にそのつもりはなくても、言葉や態度の端々に「自分の方が上だ」という雰囲気がにじみ出てしまう人です。
であるものの、受け手が「マウントされた」と感じてしまった時点で、それは発言者の配慮不足であることに変わりはありません。
会社は組織である以上、必ず上下関係が存在します。
社歴が長い人、役職が上の人、年齢が高い人など、それぞれに力関係は生じます。
その状況で「君」や「あだ名」で呼んだり、フランクすぎる口調を使ってしまうと、
たとえ悪意がなくてもマウントに感じられてしまうことがあるのです。
言葉が生み出す無意識のマウント
考えてみてください。あなたは立場が上の人に向かって「あだ名」で呼びますか?
呼びませんよね。
ではなぜ、立場が下の人には無意識にそうしてしまうのでしょうか。
それは、自分が少しでも上でありたいという願望が心の奥に潜んでいるからです。
この「少しでも優位に立ちたい」という気持ちが、言葉の端々に出てしまう。
それが積み重なると、相手は「この人は常に見下している」と受け取ってしまうのです。
つまり、マウントとは単なる言葉遣いの問題ではなく、心の奥にある傲慢さが表面化した結果だといえます。
社内営業で最も大切なのは配慮
社内営業とは、相手と良好な関係を築き、協力を得るための姿勢です。
そこに必要なのは「相手に敬意を払うこと」であり、「自分が上だ」と示すことではありません。
むしろ、傲慢さがにじみ出ると信頼は一瞬で崩れてしまいます。
良好な人間関係を築くには、相手の立場を尊重することが不可欠です。
上下の立場がどうであれ、ビジネスの現場では「相手に敬意を持つ」という態度を一貫して取ることが求められるのです。
傲慢との闘いは自分との闘い
では、どうすればこの「傲慢」と闘えるのでしょうか。それは、自分自身への問いかけを繰り返すことです。
「今の言葉に優越感はなかったか?」
「この態度は相手を不快にさせないか?」
「相手が立場を逆にしたとき、私は心地よく受け取れるか?」
傲慢を越えた先にあるもの
傲慢を抑え、相手を敬う姿勢を持てる人は、周囲から自然と信頼を集めます。
それは結果的に社内営業の成果にも直結します。
上から押さえつけるのではなく、共に歩む姿勢を示すことで「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるのです。
職場におけるマウントの多くは、発言者の傲慢さから生まれます。
たとえ本人に悪気がなくても、相手が不快に感じればそれは「配慮不足」です。
社内営業を成功させるためには、自分の中に潜む傲慢と闘い、常に相手への敬意を忘れない姿勢が必要です。





