タイパ重視が逆効果になる瞬間

こんにちは。
毛利まさるです。

効率化しているのに、なぜか前に進まない

タイパやコスパを意識して行動してきたのに、思ったほど結果につながらない。
あなたは、そんな違和感を抱えていたのではないでしょうか?

無駄を省き、最短ルートで進もうとしているのに、数字は伸びない。
その結果、自分のやり方が間違っているのではないかと、不安になっていたと思います。
それは、あなたの行動量が足りないからではありません。

それは「どの軸でタイパ・コスパを測っているか」が大事なのです。

タイパ・コスパは万能ではないこともある

タイパ、コスパ主義になることで、確かに物事は効率よく進みます。
短時間で成果を出す、無駄な工程を省く。これは現代では必要な考え方です。

しかし、ここで一つ注意が必要です。
それは、どの視点でタイパ、コスパが良いと判断しているのか、という点です。

たとえば、毎日時間短縮のためにコンビニで弁当を買って食べているとします。
「食事をとる」という目的だけを見ると、これは非常にタイパが良い行動です。

しかし、その反面、料理の知識や作り方は身につきません。
なぜならば、そこをショートカットしているからです。

ですから、食事はしているにもかかわらず、作り方は一切くわしくならないのです。

セールスも同じ構造で起きている

実は、この構造はセールスの現場でも、まったく同じことが起きています。

トークスクリプトを覚える。
成功事例をそのまま使う。
上手くいった人の言い回しをコピーする。

これらは一見、非常にタイパが良い行動に見えます。
しかし、自分で組み立てていない限り、理解は深まりません。

セールストークを「言うこと」はできても、なぜその言葉が相手に刺さるのかを理解していないため、
状況が変わると応用が効かなくなってしまいます。

つまり、どれだけ話しても、コピーの精度が上がるだけなのです。
逆に言うと、自分で考えるプロセスを通っていない限り、いつまでも再現性のあるセールスにはなりえないのです。

成果につながるタイパは「どこを省かないか」で決まる

行動を効率化しても成長しないのは、「省いてはいけない部分」まで省いてしまっているためです。

考えるプロセス。
組み立てる時間。
失敗しながら言葉を磨く経験。

これらは短期的に見るとコスパが悪く見えます。

しかし、ここを飛ばしてしまうと、あとから何倍もの時間をかけて立て直すことになります。

行動しても成果が出ないのは、行動の質が間違っているからではありません。
行動の“積み上がり方”が設計されていないだけなのです。
ですので、今必要なのは、タイパを捨てることではありません。

どこをあえて非効率にするかを選ぶことなのです。

不安は、成長の入口に立っているサイン

効率化しているのに手応えがないと、不安になります。
しかし、その不安は、あなたが次の段階に進もうとしている証拠でもあります。

ショートカットに違和感を覚え始めたということは、本質を掴もうとしているということです。
遠回りに見える行動でも、自分の頭で考え、自分の言葉で話す経験は、必ず後から効いてきます。

行動してもすぐに結果が出ないため焦ることはあります。
しかし、積み上がらない行動を続けるより、積み上がる行動を選ぶほうが、結果的に早く前に進めます。

あなたは、もう気づき始めています。
効率だけを追いかけても、突破口は開かないということに。

その感覚を、どうか大切にしてください。それは停滞ではなく、成長の予兆なのです。