
こんにちは。
毛利まさるです。
アンケートを“早く終わらせるもの”だと思っていなかったでしょうか?
あなたは、会社の研修や施策のあとに届くアンケートを、正直なところ早く終わらせたい作業だと感じていたのではないでしょうか?
とりあえず5段階評価にチェックを入れて、フリーテキストは無難な一文で済ませる。
その結果、特に印象にも残らず、何も起きなかったと思います。
それはあなたの姿勢が悪かったからではありません。
それは、アンケートを「意見を出す場」だとだけ捉えていたからです。
アンケートの目的は、たしかに意見集約です。
しかし、その裏側には作成者の事情や想いが必ず存在します。
フリーテキストばかりでは回答者の負担が大きくなるため、5段階評価にしたり、自由記述を一つに絞ったりする。
その設計そのものが、すでに相手の行動を想像した結果なのです。
アンケートは「評価」ではなく「返信」に近い
研修や施策は、自然発生的に生まれているわけではありません。
テーマ設定、講師選定、資料作成、当日の運営、そしてアンケート設計まで、見えないところで多くの行動が積み重なっています。
もし、その研修によって一つでも学びがあったのなら、それは誰かの行動のおかげです。
ここで少し考えてみてください。
もし知人から丁寧なメールをもらったのに、「よかったです」「問題ありません」だけ返すでしょうか?
アンケートも同じです。
ただ入力しても集計はされるものの、相手の心には残りません。
逆に言うと、数字だけを埋めたアンケートは関係構築にはなりえないのです。
「一人に宛てたお礼」として書いてみる
ここでおすすめしたいのは、アンケートを
まるで一人の人にお礼のメールを書くように書くという視点です。
研修に至るまでの準備や構成、当日の進行で印象に残った点。
「この話が現場で使えそうだと感じました」
「この具体例のおかげで理解が進みました」
こうした言葉は、評価というよりも返信です。
もちろん、改善点を書いても構いません。
しかし、感謝も改善も、相手の行動を受け取ったうえで書かれているかどうかで、伝わり方は大きく変わります。
どれだけ正しい指摘をしても、相手の行動を見ていない文章では、ただの意見で終わってしまうためです。
ですので、アンケートは「入力」ではなく「対話」なのです。
小さな行動が、後から効いてくる
アンケートを丁寧に書いたからといって、すぐに評価が上がるわけではありません。
目に見える見返りがあるわけでもありません。
しかし、こうした行動は確実に積み重なります。
企画する側に「この人はちゃんと受け取ってくれる」という印象を残します。
忙しくても丁寧に書いても時間はかかるため、多くの人はやりません。
だからこそ、やった人だけが記憶に残ります。
アンケートは、あなたの仕事観がにじみ出る場所
営業成績や数字は、短期では上下します。
しかし、こうした日常の行動は、確実にあなたの輪郭を形づくります。
アンケートをどう書くか。
それは、仕事を「作業」と見るか、「人とのやりとり」と見るかの違いです。
もし今、結果が出ず不安を感じているなら、まずはこうした誰も見ていないような場所で、行動の質を変えてみてください。
派手さはありません。しかし、確実に次の景色につながります。
ですので、次にアンケートが届いたとき、ただ入力するのではなく、一通のメールを書くつもりで向き合ってみてください。
その一歩は、思っている以上に、あなた自身の未来に効いてきます。





