
こんにちは。
毛利まさるです。
成績が伸びないとき、人は「正解」ばかり探してしまう
最近、仕事がうまくいかないと感じる瞬間はありませんか。
目標数字は追いかけているのに結果が出ない。努力しているつもりなのに評価につながらない。
そんな状況が続くと、あなたは「効率のいい答え」ばかり探していたのではないでしょうか?
ネット検索をすれば、営業ノウハウも成功事例もすぐに見つかります。本も同じで、レビュー評価の高いものを選べば失敗は少ない。
その結果、無難な情報ばかりを摂取するようになり、頭ではわかったつもりなのに行動が変わらない、そんな状態だったと思います。
それは、情報が足りないからではありません。
それは、自分の思考の枠を超える刺激に出会えていないからです。
本屋は「目的を失う場所」である
ネットで本を買う行為は、とても合理的です。欲しいテーマを入力すれば、最短距離で答えにたどり着ける。
しかし本屋は違います。棚の前に立つと、目的とは関係のないタイトルが自然と目に入ってきます。
営業の本を探していたのに、歴史の本に手が伸びる。
マーケティングの棚の隣に、哲学や心理学が並んでいる。
この「寄り道」こそが、本屋にしかない価値なのです。
全く関係のないテーマを知ることができるのです。
なぜ偶然の出会いが、仕事を変えるのか
営業成績が伸びないとき、多くの人はスキル不足を疑います。しかし実際は、視点が固定化しているケースがほとんどです。
同じ業界、同じ成功事例、同じ言葉。そこから抜け出せなくなっている。
本屋での偶然の出会いは、その固定化を壊します。
直接的に役立つ内容でなくても構いません。
遠回りに見えても、思考の引き出しが増えるため、後から必ず仕事に接続されます。
ですので、本屋に行くという行為自体が、思考を柔らかくするトレーニングなのです。
成果が出ないときほど、効率を手放す
忙しい中で本屋に行っても、すぐに成果が出るわけではありません。
しかし、成果が出ない状態を抜け出すためには、あえて効率を捨てる選択も必要です。
すぐに役立たなくても未来の自分を助けるため。
今の自分の視野を広げるため。
逆に言うと、今の延長線上にしか答えを求めない限り、大きな変化は起きえないのです。
ネットで本を買うことを否定する必要はありません。
しかし、本屋という「無駄が許される空間」を持っている人は、長期的に強い。
成果が出ないと感じたときこそ、目的を持たずに本屋を歩いてみてください。
そこに、次の一歩のヒントが静かに待っています。





