
こんにちは。
毛利まさるです。
営業として数字が伸び悩んでいるとき、上司の評価や社内の空気がやけに重く感じることはありませんか。
「ちゃんと付き合っているのに評価されない」「求められることに応えているのに結果が出ない」
その結果、自分の意見を言うよりも、無難に合わせることを選ぶようになっていたと思います。
それはなぜか。
それは、評価の軸をすべて「自社」だけに預けてしまっているからです。
評価を一か所に預ける怖さ
「あいつはいつも付き合ってくれるから良いやつだ」
この基準だけで見られる立場にいると、知らず知らずのうちに、自分の評価の生殺与奪を上司に与えてしまいます。
言われたことをきちんとやる、空気を読む、反論しない。確かに便利な存在ではあります。
しかし、それは同時に「鋭い切り口を持たない人」というラベルを貼られる危険性も孕んでいます。
おわかりでしょうか?
真面目にやっているのに評価が伸びない人ほど、この構造に気づきにくいのです。
YESマンは安心できるが、強くはなれない
上司に合わせていれば波風は立ちません。
しかし、合わせ続けている限り、「自分はここに必要とされなくなったら終わりだ」という不安は消えません。
評価されるために行動しても、評価されない可能性があるためです。
逆に言うと、自社の中だけでしか通用しない人材は、環境が変わった瞬間に一気に不安定になりえないのです。
自社以外のつながりがもたらすもの
ここで大切になるのが、自社以外のつながりです。
業界の勉強会、異業種のコミュニティ、オンラインサロン、SNSでの発信。
形は何でも構いません。重要なのは「社外でも自分の価値が認められている」という実感を持つことです。
社外で意見を求められる、感謝される、名前を覚えられる。
その経験は、社内評価が揺れたときの強力な支えになります。
ですので、自分の評価軸を分散させることが重要なのです。
視座が上がると、言葉が変わる
自社以外の世界を見ると、不思議と社内の見え方も変わります。
「これって本当に業界標準なのか」「他社ならどう考えるのか」
そうした視点を持てるようになると、意見の質が変わります。
ただ反対する人ではなく、「別の選択肢を示せる人」になる。
これは、どれだけ社内で頑張っても得にくい力です。
不安を消すのではなく、視点を増やす
将来への不安は、努力不足から生まれるのではありません。
不安の多くは、依存先が一つしかない状態から生まれます。
どれだけ頑張っても、評価してくれる人が一人しかいなければ、心は不安定になります。
社外で活動しても、すぐに結果が出るとは限りません。
しかし、積み重ねた経験は必ず視野と自信を広げます。
してもすぐに評価されないため、意味がないと感じるかもしれません。
それでも続ける価値があるのです。
自社以外のつながりを持つことは、逃げではありません。
むしろ、自分の立ち位置を強くするための戦略です。
社内で真剣に向き合うためにも、外の世界を知る必要があります。
あなたが「便利な人」で終わるか、「信頼される人」になるか。
その分かれ道は、会社の外に一歩踏み出せるかどうかにあります。





