
こんにちは。
毛利まさるです。
自分の仕事の成果が正当に
評価されていないと感じた経験はありませんか?
一生懸命取り組んでいるのに、
上司がその価値を十分に理解してくれない。
もっと評価されてもいいはずなのに、なぜか注目されない。
このような悩みを抱えている人は少なくありません。
しかし、ここで一つ考えてみてください。
あなたの行動が、上司にとって
どんなメリットをもたらしているのかを、
きちんと伝えていますか?
「自分の仕事は会社にとって重要なはずだ」
と思っていても、
それが上司に伝わっていなければ、評価には結びつきません。
あなたがどれだけ努力し、どれだけ成果を出していたとしても、
上司の目には見えていないことが多いのです。
上司はあなたの仕事だけを見ているわけではなく、
組織全体の管理や他部署との調整、経営陣への報告など、
多くの業務を抱えています。
したがって、「言わなくても分かってくれるだろう」
という考え方では、せっかくの成果が埋もれてしまいます。
では、どうすれば上司に自分の仕事の価値を
理解してもらえるのでしょうか?
その鍵となるのが「社内営業」です。
これは単なるアピールではなく、
「上司にとってのメリット」を明確に示しながら、
自分の成果を伝えることを意味します。
たとえば、あなたが業務効率を
改善する新しい仕組みを導入したとします。
このとき、単に「この仕組みを導入しました」
と報告するのではなく、
「この仕組みによって、部門全体の作業時間が30%削減され、
上司の管理負担も軽減されます」と伝えるのです。
つまり、上司の立場に立って、
その人にとってのベネフィットを強調することが重要なのです。
「そんなの、いちいち説明しなくても分かるだろう」
と思うかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。
あなたにとっては明白なことであっても、
上司には伝わっていないことが多々あります。
たとえば、あなたが顧客対応で工夫を凝らし、
トラブルを未然に防いでいたとしましょう。
これが会社の利益につながっていることは明らかです。
しかし、それを上司が把握しているとは限りません。
むしろ、問題が起こらなかったという事実自体が、
上司の視点からは
「何もなかった」
と見えてしまう可能性があるのです。
だからこそ、
「この対応によってクレームが未然に防げました」
「この施策で売上が10%向上しました」など、
具体的な効果を伝える努力をすることが大切です。
多少手間がかかるかもしれませんけど、
その積み重ねが最終的には評価につながります。
社内で評価される人の共通点として、
「自分の仕事がどこにつながっているのか」
を明確に把握していることが挙げられます。
上司にとってのメリット、会社全体にとってのメリットを
意識しながら動くことで、自然と評価される機会も増えていきます。
たとえば、新しい企画を提案する際も、
「これは私がやりたいことだから」ではなく、
「この企画は部門の成長につながり、
最終的には会社の利益にも貢献します」
といった伝え方をすると、上司の関心を引きやすくなります。
また、単に業務をこなすのではなく、
「この業務が上司の目標達成や部門の成長にどうつながるのか?」
を考える習慣をつけることで、
自然と影響力が増していくのです。
仕事で成果を出し、評価されるためには、
単に「自分が頑張る」だけでは不十分です。
上司や会社全体の目線に立ち、
「自分の行動がどう役立っているのか」を意識し、
それを適切に伝えることが不可欠です。
評価されないと嘆く前に、
まずは「伝え方」を工夫してみましょう。
そうすれば、今まで見過ごされていたあなたの努力が、
正しく評価されるようになるはずです。