断られることへの精神的な抵抗感が強くなってしまう

こんにちは。
毛利まさるです。

セールスの現場では、断られることは避けて通れません。
しかし、経験を積むほどに、
その「断られる」という事実が重くのしかかることがあります。

若手の頃は失敗を恐れずに挑戦できたのに、
年齢を重ねるにつれて「今さら断られるなんて」と感じ、
以前よりも打たれ弱くなっている自分に気づくことはないでしょうか?

これは決して珍しいことではありません。

経験を積んだからこそ生まれるプライドが、
断られることへの抵抗感を強くしてしまうのです。

新人時代は「とにかく行動することが大事」
と割り切れていたものが、
経験を重ねるにつれて
「これまでの自分の成功体験が否定されるのではないか」
と無意識のうちに考えてしまうのです。

自分のやり方に自信を持つことは大切ですけど
その自信が固執に変わると、新しいチャレンジを避けるようになり、
結果として行動量が減ってしまうのです。

しかし、ここで思い出してほしいことがあります。
それは、断られることはあなたの価値とは
関係がないということです。

セールスにおいて「断られる」というのは
単なるプロセスの一部であり、
あなた自身が否定されたわけではありません。

顧客の状況、タイミング、予算、さまざまな要因が絡み合い、
たまたま今回は見送りになっただけなのです。

にもかかわらず、それを個人的な失敗と捉えてしまうと、
次の行動が怖くなってしまいます。

ここで大切なのは、「断られることを前提に行動する」
という意識を持つことです。たとえば、

スポーツ選手が試合でミスをすることを恐れていたら、
思い切ったプレーはできません。

バスケットボールの名プレイヤー、マイケル・ジョーダン氏は
「私は9,000本以上のシュートを外し、300試合以上で負け、
決勝シュートを任されて26回失敗した。それでも挑戦し続けたからこそ
私は成功したのだ」
と語っています。

彼が「失敗を恐れてシュートを打たない」選択をしていたら
伝説的なプレイヤーにはなれなかったでしょう。

セールスも同じです。断られることが怖くてアプローチしないならば、
そもそも成功するチャンスすら得られません。

「10人に断られても、1人が契約してくれれば良い」と考え、
数をこなすことで結果を出す意識を持つことが重要です。

たとえ断られたとしても、それはあなたの価値を否定されたわけではなく、
単なる一つのプロセスに過ぎません。
その小さな挑戦が、やがて大きな成果につながることを信じてください。