IFシナリオを楽しむ

こんにちは。
毛利まさるです。

仕事をしていると、
「思ったようにいかなかった」
「予想外の問題が発生した」
といった状況に直面することがよくあります。

そんなとき、多くの人は
「なぜこんなことになったのか?」と考えます。

しかし、本当に仕事の質を高めるためには
「この結果を生んだ原因は何だったのか?」と深掘りし
「もし、違う選択をしていたらどうなっていたか?」
と想像することが重要です。

たとえば、営業の場面を考えてみましょう。

ある顧客との商談がうまくいかなかったとします。

そのときに「なぜ契約に至らなかったのか?」
を考えるのは当然ですけど、さらに一歩踏み込んで
「もし、プレゼン資料の内容を変えていたら?」
「もし、価格交渉のタイミングをずらしていたら?」
といったIFシナリオを考えることで
次回以降の商談の質を向上させることができます。

この思考法を実践するためには
次のことを意識してみてください。

1,現在の状況を分析する

何か問題が発生したとき、まずはその状況を冷静に分析します。
表面的な要因だけでなく、
「なぜそうなったのか?」を掘り下げて考えます。

2,過去の選択肢を振り返る

次に、「もし、別の選択をしていたらどうなっていたか?」を考えます。
このとき、複数のシナリオを想定することが重要です。
「もし、別のタイミングで提案していたら?」
「もし、もう少しヒアリングを十分にしていたら?」
といったように、さまざまな可能性を探ります。

3,未来の選択肢を準備する

過去の振り返りをしたうえで
今後同じような状況が発生した際に
どうすればより良い結果を得られるかを考えます。

この段階で「IFシナリオ」を楽しむ感覚を持つことが大切です。
失敗を恐れるのではなく、
「次にこうしたらどうなるだろう?」という前向きな姿勢で
未来の選択肢を増やしていきましょう。

IFシナリオを楽しめる人は、柔軟な発想ができるだけでなく
変化に強くなります。

仕事では常に新しい問題が発生しますけど
「もしこうだったら?」と考える習慣を持つことで
どんな状況でも対応できる力が身につきます。

仕事術としてIFシナリオを活用することで
トラブルに強くなり、変化にも柔軟に対応できるようになります。

何か問題が起きたときに落ち込むのではなく
「もし、こうだったら?」と楽しみながら考えることで
成長のチャンスをつかんでいきましょう。