会社のやりかたと自分のやりかたに悩む

こんにちは。
毛利まさるです。

会社のやりかたと自分のやりかたで、迷った経験はありませんか?

会社から指示されたやり方を守っているのに、
「正直、こっちのやり方の方が成果が出るのではないか」
そんな違和感を抱いたことはありませんか?

KPIで定められた行動、報告の形式、訪問回数や活動量。
それらを守るように言われているものの、現場に立つと
「それよりも、今は別の動きをした方が売上に直結する」
そう感じる瞬間は、誰にでもあるはずです。

その結果、
「会社のやり方は現場を分かっていない」
「このAのやり方は正直、役に立たない」

そう思った経験があったのではないでしょうか?

その結果、会社と自分を対立させてしまったと思います

自分なりに考え、工夫し、成果が出そうなBのやり方が見えてくる。
しかし、会社からはAをやるように求められる。

このとき、多くの人は無意識のうちに
「Aか、Bか」という二択で考えてしまいます。

その結果、
Aをやる=成果が出ない
Bをやる=会社の指示に背く
そんな構図が頭の中にできあがり、気持ちが苦しくなってしまうのです。

そして最終的には、
「どうせ分かってもらえない」
「現場を知らない人が決めたルールだ」
と、会社のやり方そのものを否定したくなってしまう。

おそらく、あなたもそんな状態だったと思います。

それは、KPIの役割を誤解しているからです

ここで一度、立ち止まって考えてみてください。

会社が定めているKPIや行動指針は、誰のためのものなのでしょうか。

実は、KPIというのは「一部の優秀な人」に最適化されたものではありません。
多くの場合、それは大多数の人が一定水準の成果を出すための最大公約数として設計されています。

つまり、
・経験値も
・スキルも
・市場の理解度も
ばらつきがある集団の中で、
「これをやっておけば、大きく外さない」
という安全装置の役割を果たしているのです。

ですので、個別に見れば
「今の自分には合わない」
「この局面では遠回りに見える」

と感じることが出てくるのは、むしろ自然なことなのです。

ですので、Aを捨てる必要はないのです

ここが、最も大切な視点です。
Aが役に立たないと感じたとき、多くの人は「AかBか」で考えてしまいます。
しかし、本当に考えるべきなのはそこではありません。

重要なのは、Aを捨てるかどうかではなく、Aをどう扱うかです。

Aは、あくまで土台です。
その上に、あなた自身が見つけたBをどう積み上げるか。
この発想に切り替えることができるかどうかが、分かれ道になります。

Aを最低限押さえた上で、
「自分なら、ここに何を足すか」
「このKPIを満たしながら、どう工夫するか」

そう考え始めた瞬間、会社のやり方と自分のやりかたは対立ではなくなります。

「Aを土台にしてBを積み上げる」という視点

会社のやり方は、地図のようなものです。
大まかな方向は示してくれるものの、最短ルートや抜け道までは教えてくれません。

一方で、あなたのBのやり方は、実際に歩いた人だけが知っている現場の知恵です。

地図を無視して進むのは危険であるものの、地図だけを見て歩くのも、効率的とは言えません。

だからこそ、地図を持ちながら、自分の足でルートを最適化するこの姿勢が重要なのです。

逆に言うと、
「Aは意味がない」
「自分のやり方だけが正しい」

そう考え始めた瞬間、成長は止まりやすくなります。

なぜなら、Aを理解し、分解し、土台として使える人ほど、
Bの精度も再現性も高くなるからです。

Aを知った上でBを語れる人と、Aを知らずにBだけを主張する人。

どちらが信頼されるかは、言うまでもありません。

会社と自分のやりかたは、敵ではありません

会社のやりかたと自分のやりかたは、対立関係ではなく、補完関係です。

Aを守ることは、思考停止ではありません。
Bを試すことは、反抗でもありません。

Aを土台にしてBを積み上げられる人こそ、組織の中で長く価値を発揮し続ける人なのです。

もし今、あなたが「会社のやり方に違和感がある」
そう感じているなら、それは成長の兆しです。

その違和感を、否定ではなく編集に使ってみてください。

きっと、次のステージが見えてくるはずです。