営業成績に悩んだとき心を守る“アバター思考”という武器

こんにちは。
毛利まさるです。

成績が出ないとき、人は自分を責めすぎてしまう

営業として数字が伸びない時期が続くと、あなたは「自分には向いていないのではないか」と考えていたのではないでしょうか?

その結果、商談の一つひとつが重く感じられ、断られるたびに心が削られていたと思います。
それはあなたが弱いからではありません。

それは、仕事の役割と自分自身を強く結びつけすぎているからです。
営業、セールスという仕事は、成果が数字で可視化される分、評価も感情も真正面から受け取りやすい職種です。

真面目であればあるほど、「うまくいかない=自分の価値が低い」と錯覚してしまいます。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてほしい視点があります。

あなたは“自分自身”ではなく“アバター”を操作している

あなたは普段、セールスパーソンとして仕事をするうえで、「セールスパーソンを意識」していますか?

会社の業務としてセールスという職を与えられたということは、ゲームでいうところのキャラクター、つまりアバターとして役割を与えられているということです。

レースゲームなのに、「自分は蹴りが得意だから」と格闘ゲームの感覚でプレイしても、結果は出ません。
レースゲームはレースゲームとして、最高のプレイが求められるのです。

営業も同じです。
あなたの人格や人生そのものが評価されているのではなく、「セールスパーソン」というアバターの操作が評価されているだけなのです。

それは冷たい話ではありません。
むしろ、あなたの心を守るために必要な考え方です。

ですので、少しだけ立ち止まって「今の自分は、セールスパーソンとしてどうなのか?」と問いかけてみてください。

視点を切り替えると、心は驚くほど軽くなる

この問いを持つと、不思議な変化が起こります。
自分自身を責めるのではなく、「このアバターの装備は合っているか」「スキルの使い方は適切か」と、客観的に判断できるようになります。

たとえば、断られても感情が揺れにくくなります。
なぜなら、それは“あなた自身”が否定されたわけではなく、“アバターの選択肢が今は合わなかった”だけだからです。

行動しても結果が出ないとき、人は感情を消耗しがちです。
しかし、役割としての自分を意識することで、感情と仕事を切り離すことができます。

そのため、メンタルを保ったまま、次の一手を考えられるのです。
逆に言うと、自分と役割を同一化したままでは、長期的に営業を続けることは難しくなりえないのです。

アバター思考は、逃げではなく戦略である

ここまで読んで、「それは現実逃避ではないか」と感じたかもしれません。
しかし、これは逃げではありません。

長く戦うための、極めてプロフェッショナルな戦略です。
自分を守れる人だけが、冷静に改善点を見つけ、行動を積み重ねることができます。

感情が消耗しきった状態では、どれだけ正しい方法を知っていても実行できません。
だからこそ、アバターとしての自分を見る。
役割としての自分を、少し高い視点から眺める。

それだけで、営業という仕事は、少し違った景色を見せてくれます。
ですので、もし今、営業が苦しいと感じているなら、今日だけでも構いません。

「これは自分ではなく、アバターのプレイだ」と、心の中で一度つぶやいてみてください。

その一言が、あなたを次のステージへ進ませる静かなスイッチになります。