こんにちは。
毛利まさるです。
感覚のズレを知っておくという仕事術
あなたはヒットしているものを定期的にチェックしていますか？
人気の映画やアニメ、あるいは最新のガジェットなど、世の中で「流行っている」と言われるものは常に登場しています。
であるものの、すべてを追いかけていたらお金も時間もいくらあっても足りません。
だからこそ、おすすめなのは「自分が付き合っている人や同年代で流行しているもの」を中心にチェックすることです。
趣味と市場の交差点
私は趣味も兼ねて映画やアニメ、ガジェットをチェックしています。
単純に楽しむためでもありますけど、それ以上に「今どんなものが人に響いているのか」を知るためです。
ここで大切なのは、自分が「いまいちだな」と感じたものがヒットしている時です。
この瞬間に気づくべきことがあります。
それは「自分の感覚と市場の感覚は違う」という事実です。
自分が好まないものが売れているということは、そこに人を動かす仕組みが存在しているということなのです。
感覚のズレを学びに変える
自分の感覚と市場の感覚がズレているとき、それを単に「自分には合わない」で終わらせるのはもったいないことです。
むしろ「なぜ多くの人がこれに惹かれているのか？」を学ぶ好機なのです。
たとえば映画なら「映像の迫力」「誰もが共感できるキャラクター」「シンプルなストーリー展開」など、
要素を分析すればそのヒット理由が見えてきます。
ガジェットであれば「価格設定」「デザイン」「使いやすさ」といった要素が決め手になるかもしれません。
つまり、自分が好きか嫌いかではなく、「どうして売れているのか」を理解する視点を持つことが、仕事に役立つのです。
仕事術としての感覚のズレ
ビジネスの現場では、自分の主観だけで物事を判断してはいけません。
特に営業やマーケティングでは「市場がどう動くか」を見極める必要があります。
その際、自分の感覚だけを基準にしてしまうと「これは売れないだろう」と思った商品が爆発的にヒットしたり、
「これは絶対売れる」と信じた商品がまったく売れなかったりするのです。
仕事術として大切なのは、自分の感覚の外にあるものを認識すること。
そしてそのズレを前向きに捉えて、学びに変えることです。
感覚のズレを武器にする
感覚がズレていると気づいたとき、それは「市場を学ぶ絶好のチャンス」です。
なぜなら、そのズレを理解することで「人はどのような要素に動かされるのか」をより深く学ぶことができるからです。
一見して自分には理解できないものこそ、視野を広げる教材になる。
そういう姿勢で取り組むことで、自分の感覚は研ぎ澄まされ、結果として仕事における判断力も磨かれていきます。
「感覚のズレを知っておく」というのは、単なる流行の追いかけではありません。
自分と市場の差を理解し、その理由を探ることです。
そうすれば、なぜ人が動くのか、なぜ売れるのかという仕組みが見えてきます。
これは営業でもマーケティングでも欠かせない力であり、立派な仕事術なのです。
