こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、誰かからアドバイスを受けたとき
「この人、ちょっと偉そうだな」
と感じたことはありませんか?
その一方で、別の人からは
「この人はよく知っている人だから、もっと教えてもらいたい」
と思った経験もあるかもしれません。
教えられる内容が同じでも
相手に対する信頼感や受け取り方が
大きく変わったと感じたのではないでしょうか。
それは、相手の伝え方に違いがあったからです。
ですので、セールスにおいても
伝え方ひとつで相手に与える印象や信頼度は大きく変わります。
ここで重要なのは、自己主張や知識を披露する場面でも
「鼻につかないようにする」ことです。
自信と偉そうな態度の違いを理解し
プロとして信頼されるセールスマンになれるよう
具体的な方法を考えていきましょう。
なぜ「鼻につかないようにする」ことが大切なのでしょうか?
セールス活動では、プロフェッショナルとして
知識を顧客に提供する必要があります。
しかし、過度な自己主張や一方的な情報提供が
相手にとって「偉そう」と映るリスクもあります。
そのため、「鼻につかないように」することで
顧客の信頼を得やすくなります。
偉そうな態度は、顧客に距離を感じさせ
信頼関係の構築を妨げることになりかねません。
では、具体的に「鼻につかないようにする」ためには
どのようなアプローチを取るべきでしょうか?
ここでは、顧客から頼られるために効果的な2つの方法をご紹介します。
1, 同調のフレーズを使う
顧客が話を受け入れやすくするためには
「同調」の姿勢が効果的です。
たとえば、説明を始める際に
「これ、少し分かりづらいですよね」と言ってみると
相手は「そうだ」と共感を覚えやすくなります。
同調の言葉は、相手に「理解してくれている」と感じさせ
自分を高めるのではなく、相手の視点に寄り添うことができるため
自然と信頼感を生み出すのです。
このように同調の姿勢を見せることで
顧客も「この人は、自分の立場を理解してくれている」と感じ
より深く話を聞いてもらえるのです。
2, 相手を立てる言葉を使う
さらに効果的なテクニックとして
「相手を立てる」言葉を使うことがあります。
例えば、「もうご存じかもしれませんけど」
「既にお聞きになっているかもしれませんけど」
という言い方をすることで、
相手の知識や経験を尊重している姿勢が伝わり
自然と信頼感が高まります。
このように相手を立てる表現は
教える側が相手を軽んじているように見えず
むしろ相手を引き立て、尊重していることを示すのです。
「相手を立てる」ことは、相手の尊厳を傷つけることなく
こちらの提案やアドバイスを受け入れてもらいやすくするためのテクニックです。
これにより、顧客が「この人は信頼できる」
「話を聞く価値がある」と感じるようになるでしょう。
たとえ自分が熟知している内容であっても
顧客にとっては未知の情報であることが多いため
丁寧に説明することで安心感を与えることができます。
「鼻につかない」ようにするためには
ちょっとした言葉遣いや態度に気を配るだけで
顧客の心に響く話し方が実現できます。
セールスとは顧客と良好な関係を築くことであり
そのために偉そうな態度を排除し、顧客を大切にする姿勢が大切です。
ぜひ、今日から実践し、信頼されるセールスパーソンを目指しましょう。