こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、セールストークの中で
「この言葉、使っても大丈夫かな？」
と悩んだことはありませんか？
相手の好きな内容について、表面上の知識を元に話してしまい
逆に嫌な印象を与えてしまったという経験があるかもしれません。
それは、相手にとってその言葉が誤った
ニュアンスを持っているからです。
ですので、相手が大切にしているものについて話す際には
正しい言葉の使い方を意識することが重要なのです。
たとえば、「ヘビメタ」と呼ばれる
音楽ジャンルについて考えてみましょう。
「ヘビメタ」という言葉は
日本では「ヘヴィメタル」の略語として使われることが多いです。
しかし、実際にはこの言葉を
好ましく思っていない人が多く存在します。
なぜなら、「ヘビメタ」という言い方には
歴史的にも文化的にもネガティブな含意が含まれているからです。
「ヘビメタ」という略語は
特に1980年代の日本で広まりました。
その当時、この言葉はメディアなどで揶揄的に使われることが多く
ヘヴィメタルのファンやバンドに対して
軽視や偏見を伴うニュアンスで使われることがありました。
その結果、熱心なファンたちは「ヘビメタ」という呼称を避け
より正確で敬意を示す「ヘヴィメタル」や「メタル」
といった表現を好むようになったのです。
また、ヘヴィメタルを愛する人々は
自らを「メタラー」と呼ぶことが一般的です。
彼らにとって、ヘヴィメタルは単なる音楽のジャンルではなく
自分たちの生き方やアイデンティティそのものを表しています。
さらに、「ヘヴィメタル」や「メタル」という言葉は
国際的に通用する表現です。
しかし、「ヘビメタ」という略語は日本語特有のものであり
海外のメタルファンには理解されないことが多いです。
このため、ヘヴィメタルに詳しい人々にとっては
「ヘビメタ」という言葉を使うことは知識が浅いと判断され
逆効果になる可能性があります。
このように、相手の趣味や文化に対して話すときには
その言葉の意味や歴史的背景を理解し
適切な表現を選ぶことが大切なのです。
言葉は単なるコミュニケーションの手段ではなく
相手との信頼関係を築く重要なツールです。
逆に言うと、言葉を誤ることで築き上げた信頼が
一瞬で崩れてしまうこともあります。
だからこそ、セールストークでは言葉選びに細心の注意を払い
相手の感情や価値観を尊重することが求められるのです。
セールスでは常に相手の反応を観察し、柔軟に言葉を選びながら
信頼関係を構築していきましょう。
あなたのセールストークが、相手にとって心地よいものであり
信頼の絆を深めるものとなるように努めてください。
