こんにちは。
毛利まさるです。
あなたが自己啓発本を読んだり
自己啓発のセミナーに参加した
経験があればわかると思います。
「あなたは何でもできる!」
「あなたには無限の可能性がある!」
とても耳障りの良い言葉です。
あなたの心を癒してくれる言葉です。
こういった耳障りの良い言葉を
信じることは一時的には良いことです。
しかし、盲目的に信じることは
危険です。
「なんでもできる!」
このように信じて自分のことを
冷静に判断できないこと。
これを全能感と呼びます。
自己啓発のセミナーではこのように教わります。
あなたはいろいろな人から否定されて
あなたは本当の自分を失っているのです。
あなたは無限の可能性を秘めているのです。
これはあなたが大人になるにつれて
自分ができること
自分ができないこと
を学んだできたはずです。
あなたは無限の可能性があるというのは
そもそもあなたが学んできた
できないことできることを否定しているのです。
せっかくあなたは全能感から
卒業できているのに
わざわざ全能感を呼び戻す必要はありません。
全能感があると
自分の力を過信しすぎるあまりに
今現在の自分と
理想の自分のギャップに苦しみます。
「理想の自分」を維持したいがあまりに
とる行動はひとつです。
なにもしなくなるのです。
なにもしなければ
「理想の自分」を誰からも
傷つけられなくて済むのです。
しかし、時間は待ってくれません。
気が付くと
「理想の自分」はあなたの頭だけで
終わってしまうのです。
このように全能感はとても危険です。
ダメでも良いのです。
できないことがたくさんあっても良いのです。
無限の可能性がなくたって良いのです。
それも含めてあなたなのです。
今できることをもっとできるようにする。
不器用だけど昨日できなかったことを
ちょっとだけでもできるようにする。
この一歩進むことがなによりも大切なことなのです。