もっともらしい嘘にダマされない

こんにちは。
毛利まさるです。

世の中にはもっともらしいウソが存在ます。

たとえばこんな話を聞いたことがありませんか?

「食パンに裏表はない。
 しかし、ジャムを塗った瞬間に表と裏が生まれる。」

なにやら哲学的な話ですよね。
ものすごく深い話で
納得感もあります。

では、この話のどこがウソかわかりますか?

あなたも手を止めて考えてみてください。

わかりましたか?

答えは、ジャムを塗った瞬間に表と裏が生まれる。
というところです。

真実はこうです。

ジャムを塗っても表と裏は生まれません。
ジャムを塗った面とジャムを塗っていない面が
生まれるだけです。

では、なぜウソなのにもっともらしく
聞こえるのでしょうか?

それは、
「食パンに裏表はない。
 しかし、ジャムを塗った瞬間に表と裏が生まれる。」

この言葉を出すことによって

本来、食パンには表も裏もないのに
言った人が勝手に表と裏をつくったからです。

普段食パンの裏表なんて考えもなかったのに
裏表をあなたが意識したからです。

つまり、意識していないところに
意味づけをしたからです。

だからなんとなくもっともらしく聞こえるのです。

ですが、冷静になって考えると
もっともらしいへりくつなのです。

例えるならばカレーは飲み物だ!
と言っているのと同じレベルです。

勝手にその人が言っているだけなのです。

このようにもっともらしいウソというのは
世の中にたくさん存在します。

そんな時は
「これっておかしいところないかな?」
と一度冷静になって
考えてみてください。

そうすると
もっともらしいウソにダマされなくてすみますよ。