
こんにちは。
毛利まさるです。
営業の数字が思うように伸びないとき、理由がはっきりしない不安に包まれることがあります。
焦っているのか、落ち込んでいるのか、それとも怒っているのか。自分でもよくわからないまま、時間だけが過ぎていく。
あなたは「なんとなく調子が悪い」「理由はわからないけれど不安だ」と感じたまま、仕事を続けていたことはなかったのではないでしょうか?
その結果、行動に迷いが生まれ、判断が鈍り、さらに自信を失うという悪循環に陥っていたと思います。
もやもやの正体が見えない理由
この状態で起きている最大の問題は、感情が整理されていないことです。
不安、焦り、苛立ち、劣等感。これらはすべて別の感情であるものの、
「なんとなく嫌だ」「なんとなく怖い」という一つの塊として扱われがちです。
それは感情を言語化していないからです。
感情を言葉にしないまま放置すると、脳はそれを「正体不明の危険」として処理します。
正体不明なものほど、人は過剰に恐れます。
ですので、必要以上にプレッシャーを感じてしまうのです。
言語化がもたらす本当の効果
では、どうすればよいのでしょうか。
答えはシンプルで、「なんでもかんでも言語化する」ことです。
たとえば、「上司が怖い」という感情があったとします。
これをそのままにせず、「何が怖いのか」「どの瞬間が一番つらいのか」
「それは評価なのか、人格否定への恐れなのか」と細かく分解していきます。
そうすると、「上司そのものが怖い」のではなく、
「否定される可能性が怖い」「自分の準備不足が不安」というように、感情の正体が見えてきます。
おわかりでしょうか?
感情を言語化した瞬間、それは漠然とした恐怖ではなく、対処可能な課題に変わるのです。
感情は敵ではなく、情報である
感情は抑え込むべきものではありません。
むしろ、感情は重要な情報源です。しかし、言語化されていない感情はノイズになります。
「忙しいのにやる気が出ない」「成果が出ていないのに焦れない」といった矛盾した状態も、
言語化しても言語化が浅いままのため、原因が見えなくなっているケースがほとんどです。
逆に言うと、感情を言語化できない限り、自分の状態を正しく把握することはできず、再現性のある行動改善にはなりえないのです。
言語化は才能ではなく技術
ここで誤解しないでほしいのは、言語化はセンスではないということです。
訓練すれば誰でも身につきます。
紙に書く、スマホに打ち込む、誰にも見せないメモで構いません。
「今日一番イラっとしたことは何か」「なぜそれが気になったのか」「本当は何を期待していたのか」。
たとえ結論が出なくても書いても意味があるのです。
書く行為そのものが、思考と感情を切り分けるトレーニングになるためです。
言語化できる人が強い理由
感情を言語化できる人は、落ち込まないわけではありません。
しかし、落ち込み続けないのです。
なぜなら、「今は焦っている」「今日は自信を失っている」と自覚できるため、感情に飲み込まれず、距離を取れるからです。
ですので、同じ失敗をしても立ち直りが早く、次の一手を冷静に考えられるのです。
もし今、理由のわからない不安やプレッシャーを感じているなら、まずは解決しようとしなくても構いません。
ただ、言語化してみてください。
それだけで、思っている以上に心は軽くなります。





