こんにちは。
毛利まさるです。
試練が訪れるとき、あなたは何を感じますか？
仕事でうまくいかないとき、思わぬトラブルが続くとき、努力が報われないと感じるとき。
あなたは「なんで自分だけ…」と落ち込んだことがあったのではないでしょうか？
しかし、少し視点を変えると、そこに隠れている“本質”が見えてきます。
映画や漫画の主人公を思い出してください。
物語が大きく動きはじめるのは、決まって主人公に試練が訪れた瞬間です。
何も起こらないストーリーほど退屈なものはありません。
むしろ試練こそが、その人の物語を前へと押し進め、ドラマを生み出す原動力になるのです。
主人公の試練とあなたの試練は本質的に同じ
私たちは映画や漫画を観るとき、主人公が壁にぶつかるシーンに胸を熱くします。
それは、試練があるからこそ、感情が動き、物語が深まることを無意識に知っているからです。
そしてこの構造は、あなたの人生にもそのまま当てはまります。
試練が訪れた瞬間はつらく、逃げたくなることもあるでしょう。
しかしその裏側には、あなたの人生のストーリーに厚みが生まれるタイミングが確実に存在しています。
のちに振り返ったとき、「あのときが転機だった」と気づくのは、大抵この“苦しかった時期”なのです。
試練はあなたの人生の盛り上がり時
人生において、順調な場面よりも困難な局面のほうが、未来に強い影響を与えます。
うまくいかない日々が続いたとしても、それはあなたの物語が停滞しているのではなく、むしろ次の展開を作り出す“前振り”です。
映画でも、最大のピンチの直後にクライマックスが訪れます。
それとまったく同じことが、あなたの人生にも起きているのです。
ですので、試練が来たときこそ「いよいよ自分のストーリーが動き出した」と捉えてください。
この視点を持つだけで、同じ出来事でも前向きに受け取れるようになります。
試練を超えた先にあるもの
試練の最中には、その意味が見えないことも多いものです。
しかし、時間が経って振り返ったとき、苦しさを乗り越えた経験が大きな自信に変わっていることに気づきます。
それは、課題を超えた自分だけが持てる“揺るぎない強さ”です。
映画の主人公が成長していくように、あなたもまた成長の階段を一段上がることになります。
試練がなければ、人は本当の意味で成長できません。
物語が盛り上がらないように、あなたの人生にも深みが生まれません。
だからこそ、試練は避けるべきものではなく、あなたの物語が確実に前進している証拠なのです。
あなたの今の試練は、未来への伏線
もし今あなたが困難の中にいるなら、それは決してマイナスではありません。
それは人生があなたを主役として扱っている証。そして、あなたの未来に“回収される伏線”です。
この試練を超えたとき、あなたは必ずこう思うはずです。
「あのとき頑張ってよかった」と。
そしてその瞬間、あなたの人生のストーリーは、確実に新しい章へと進んでいくのです。
