現状を突破する思考法と一歩の見つけ方

こんにちは。
毛利まさるです。

困難な状況でも「道がある」と信じられるか

仕事で成果が出ないとき、チームが思い通りに動かないとき、自分の将来が見えなくなったとき。

あなたは不安に押しつぶされそうになったのではないでしょうか?

その結果、現状をどう改善していけばいいのか判断できず、気持ちだけが焦ってしまったと思います。
しかし、忘れてはいけない視点があります。

「もし、この状況下で少しでも良くなる方法があるとしたら何か?」
「そのための一歩として、自分には何ができるのか?」

この問いを持てるかどうかが、逆境を抜け出す最初の分岐点になるのです。

可能性の扉は“前提の置き方”で決まる

多くの人が壁にぶつかったとき、「どうしようもない」と考えてしまいます。
しかしこの思考は、自分で自分の可能性を閉じてしまう危険があります。

おわかりでしょうか?

“できない”を前提にすると、その瞬間に選択肢がゼロになってしまうのです。

逆に、“もし良くできるとしたら?”という前提に立つと、思考の幅は一気に広がります。
それは、頭の中のフィルターが「改善策を探すモード」に切り替わるからです。

ですので、この前提の置き方がどれほど大きな影響を持つか理解しておく必要があります。
もちろん、どれだけ考えても現状をすぐに変えられない場面もあります。
しかし、それでも可能性を探ろうとする姿勢を続けることで、機会をつかむ確率は確実に増えます。

“しても無駄”と思ってしまえば、その瞬間に成長の芽を自ら摘んでしまうためです。

一歩目は「できることの中で最も小さな行動」から始まる

前提を変えたとしても、一歩目が見つからないと前には進めません。
多くの人が躓くのは、最初の一歩を“大きく踏み出そうとする”からです。

しかし実際に変化を起こすのは、驚くほど小さな行動だったりします。

もし業績が落ちているなら、今日だけは一件だけ深くヒアリングする。
もし上司との関係に悩んでいるなら、たった一つだけ気持ちを言語化してみる。
もし将来が見えなくなっているなら、五分だけキャリアについてメモを書いてみる。

大切なのは、この“小さな行動の連続”が未来を変えるという事実です。
逆に言うと、大きな変化を最初から求めてしまう人ほど、最初の一歩が踏み出せず動けなくなるのです。

「自分が動けば状況も動く」という因果関係を理解する

困難な状況の渦中にいると、どうしても外部の要因ばかりに目が向きます。
上司、会社、環境、時期、タイミング──どれも確かに影響はあります。

であるものの、これらが変わるのをただ待つだけでは状況は好転しません。
それは、あなたの行動が変化のトリガーになる場面が数多くあるからです。

自分が微細でも行動を変えれば、周囲の反応や流れがわずかに変わる。
この“微差の連鎖”が積み重なることで、気づけば大きな差になっていきます。

ですので、あなたが「今、自分にできるもっとも小さな一歩」を探すことには、大きな価値があるのです。

最終的に道を切りひらくのは「前提」と「一歩」

困難なときほど、人は未来の可能性を見失いがちです。
しかし、状況を好転させていく人たちは必ず同じ問いを持ち続けています。

「この状況で、少しでも良くなるとしたら何ができる?」
「そのための最初の一歩は何か?」

この問いこそが、逆境の出口につながる“思考の羅針盤”です。

そして忘れないでください。
どれだけ小さな一歩であっても、あなたの未来を切りひらく力を持っています。

道は最初から用意されているわけではなく、“あなたの行動によってつくられる”のです。