自主性は最強の武器――自己啓発で自分を律する方法

こんにちは。
毛利まさるです

自分を律することができずに後悔した経験はありませんか?

ダイエットを決意したのに夜食を食べてしまったり、勉強を始めようとしたのにスマホをいじって一日が終わってしまったり。
誰しも「自分に甘い自分」と向き合って、ため息をついたことがあるはずです。
であるものの、本当に大きな成果を手に入れる人に共通する力は、この「自分を律する力」、すなわち自主性にあるのです。
自主性は環境や他人の都合に左右されず、自分自身の意思で行動できる最強の力だといえるでしょう。

自分を律することはなぜ難しいのか

「自分を律する」と聞くと、多くの人はすぐに大きなチャレンジを思い浮かべます。

禁煙やダイエット、資格試験の勉強など、いきなりハードルを高く設定してしまうのです。
しかし、最初から難しい課題に挑むからこそ、多くの人は挫折します。
自転車に初めて乗るとき、いきなり長距離を走る人はいません。
まずは補助輪や短い距離から練習するはずです。
同じように、自分を律する力を鍛えるためにも、小さなステップから始めることが大切なのです。

食べたいものをコントロールする練習

では、どうやってその小さなステップを積み重ねればいいのでしょうか。

一つの方法は、日常生活の中で「食べたいものをコントロールする」ことです。
たとえば、ラーメンを食べたいと思ったときに「今日はカレーを食べたほうがいい」と自己説得してみましょう。
その理由も自分に語りかけます。
「油っぽいラーメンより、今日は野菜が入っているカレーのほうが健康に良いから」
「午後の仕事に集中するには、消化の良い食事のほうがいいから」。

このように小さな場面で自己説得を繰り返すことが、自分を律する第一歩になるのです。

自己説得の積み重ねが「自主性」を育てる

毎日の小さな選択を自己説得で乗り越えることによって、「自分の中にもう一人の冷静な自分」を育てることができます。
欲望や衝動に流されそうなとき、そのもう一人の自分が理性的にストップをかけてくれる。
これができるようになると、自然と行動に一貫性が生まれ、日常のあらゆる分野で成果が出やすくなります。

つまり、自分を律するスキルは、ビジネスでも勉強でも人間関係でも応用可能な「万能の武器」になるのです。

自主性は誰にも奪えない力

他人に動かされているときの自分は、どうしても外部環境に左右されます。
上司がいないと手を抜いてしまう、誰かに見られていないと頑張れない。これでは本当の力にはなりません。

しかし、自主性によって自分を律することができれば、周囲の環境がどうであれ、あなたは常に安定した成果を出せるようになります。
それはまさに最強の力であり、誰にも奪えない財産です。