
こんにちは。
毛利まさるです。
ビジネス書を買ったはいいものの、最後まで読み切れなかった経験はありませんか?
ページを開いては眠くなり、積ん読の山ができてしまう。
そんな苦い経験は多くの人にあるはずです。
私自身、かつては「読破しなければ意味がない」と思い込み、途中で挫折しては自己嫌悪に陥っていました。
であるものの、ある時に気づいたのです。
実はビジネス書は「全部読む」必要はなく、目次を読むことこそが最大の活用法になるのだと。
目次は「地図」である
ビジネス書の目次は、その本の全体像を短時間で把握できる「地図」のようなものです。
著者が何を問題とし、どんな解決策を提示しているのかが凝縮されています。
私が気づいたのは、この目次を読むだけで「自分が抱える課題に対して、すでに解決のヒントを得られる」場合が多いということです。
もし目次を眺めて「あ、これは自分の悩みに効く」と直感できたなら、その時点で目的は果たされているのです。
つまり、本を最初から最後まで読むのではなく、目次を手掛かりに自分の答えを見つける。
これが効率的な自己啓発の方法だと考えています。
本を「クリアする」という考え方
ゲームを遊ぶとき、全ステージを完璧にプレイしなくても「クリア」と感じる瞬間があります。
同じようにビジネス書も、全てを頭に入れる必要はありません。
目次を読み、自分なりの解決策を見出したら、その時点で「この本はクリアした」と考えればよいのです。
この発想に切り替えてからは、本を読むことに対する心理的ハードルが大きく下がりました。
読むことを義務にせず、学びをゲーム感覚にすることで、楽しみながら継続できるのです。
繰り返すことで知識は体系化される
目次を読むというシンプルな習慣を繰り返していると、不思議なことに知識が体系的に整理されていきます。
ある本の目次で見たキーワードが、別の本の目次でも出てくる。
その瞬間に「このテーマは本質的に重要なのだ」と理解できます。
さらに、自分が持っていた仮説や答えが少しずつ修正され、磨かれていきます。
つまり、数多くのビジネス書を「目次でクリアする」ことで、自分自身の思考フレームワークが強固になっていくのです。





