自己啓発を加速させる読書術

こんにちは。
毛利まさるです

分厚いビジネス書を手に取って、最初の数ページで挫折した経験はありませんか?

文字がぎっしり詰まっていて、読んでいると頭が重くなり、普段本を読まない人にとっては吐き気すら覚える。
そんな「ガチ本」に向き合うことは、まるで自分との戦いのようです。
であるものの、実はこの「ガチ本」に挑むことこそが、自己啓発において最大の成長をもたらす鍵になるのです。

ガチ本を読む意味は「多角的な思考」を得ること

ビジネス書の中でも「ガチ本」と呼べる著名な書籍は、一冊で膨大な知見を提供してくれます。

ハードカバーで文字が小さく、最後まで読み切るのに体力と気力が必要であるものの、そこにはさまざまな角度から本質が書かれています。
つまり、一冊の本から得られる情報量が圧倒的に多く、それが思考の幅を広げ、視座を高めてくれるのです。
簡単にまとめられた要約記事や動画では決してたどり着けない、深い思索の世界に触れることができます。

著名な本は「共通言語」になる

ガチ本を読むもう一つの利点は、役職者や経営層との会話で力を発揮することです。

例えばドラッカーやコトラーの代表的な著作を知っているだけで、会議や打ち合わせで共通言語を持つことができます。
上司や先輩が引用したフレーズに反応できるかどうかで、あなたの評価は変わります。
実際、私自身もガチ本を読んだことで「この人はしっかり勉強しているな」と信頼を得られた経験があります。
ほんの少しの知識がきっかけで、話す相手との距離がぐっと縮まるのです。

言葉づかいが変わると「格」が変わる

ガチ本を読み進めていくと、自然と自分の言葉づかいが変化します。
普段は出てこない表現や比喩が身につき、会話や文章に奥行きが出てきます。
これによって、相手に与える印象が大きく変わり、ビジネスの場での存在感も高まります。
つまり、ガチ本は単に知識を得るための道具ではなく、あなたの「格」を一段階引き上げるトレーニングでもあるのです。

ラスボスを倒すように読む

ただし、いきなりガチ本を正面から攻略しようとすると、多くの人が挫折してしまいます。
ここで大切なのは「ラスボス攻略」の発想です。

あなたが気になるガチ本をラスボスと称し、いきなり戦いを挑むのではなく、まずは要約本や解説本で基礎知識を身につけましょう。
概要を理解した上で本編に挑めば、内容が頭に入りやすくなり、読了までのハードルが大きく下がります。
ゲームのラスボスも、準備をして挑むからこそ倒せるのです。