パワースポットといった表現をしない

こんにちは。
毛利まさるです。

世の中には大変便利な言葉があります。

例えばその一つがパワースポットという言葉です。

ところでパワースポットって何だと思いますか?
こう聞いて明確に答えることが
できる人はわずかだと思います。

Wikipediaによると
「パワースポット(power spot)とは、
地球に点在する特別な“場”のこと。
エネルギースポット、気場とも言う。」

これを読んでも、結局よくわからないです。

一般的に、パワースポットは
とある滝だったり、神社だったり、寺だったりします。

つまり、
色々な意味合いを含んだとても便利な言葉なのです。

この便利な言葉を使いすぎると
実はセールススキル下手をすると低下してしまいます。

ですので、セールススキルを向上したい方は、
パワースポットという言葉を
使わないようにしてみてください。

例えばどんな感じで使われているかと言うと
実際に良かった場所を紹介する際に

「あそこは行った方が良いよ。
 凄いパワースポットなんだ。」

といった感じです。

パワースポットといった言葉が
抽象的で使いやすいがゆえに、
表現も抽象的になり、良さが伝わらなくなるのです。

例えば、私の好きな場所に
栃木県の竜頭の滝(りゅうずうのたき)があります。

これをパワースポットで紹介するAパターンと
滝の良さをで紹介するBパターンを述べます。

Aパターン
栃木県の日光にある滝です。
日光自体がパワースポットなんですが、
その中でも特に龍頭の滝は良いです。

二つの滝を近くまで観ることが出来きます。
竜という風水的にも良く、
マイナスイオンを存分に味わうことができる
おすすめのパワースポットです。

Bパターン
栃木県の日光にある滝です。
日光というと
日本三名瀑の一つ華厳(けごん)の滝が
全国的には有名ですよね。

でも、実はそこから少しだけ車を走らせると
ひっそりと見事な滝に出会えるんです。
200㎡以上にわたりごろごろとした
岩の中を流れる水は
まさに竜の鱗です。

そしてその滝の先端は、
二つの大きな滝つぼが大きな水しぶきを立てており、
目の前でまさに竜の頭を拝むことができます。

紅葉のシーズンに、
色とりどりの木々の中からのぞく滝は
まるで空駆ける竜神のようです。

といった感じです。

もちろん、Aパターンでも行きたくなる方はいるでしょうが、
パワースポットといった便利な言葉を使わないと
色々と言葉を駆使して表現しようとします。

このように表現を探すという行為が
セールススキルの向上に直結するのです。

ですので、
あなたもパワースポットという便利な言葉を
敢えて使わずにその場所の良さを表現してみてください。