
こんにちは。
毛利まさるです。
「やる気が出ません。どうすればいいですか?」
自己啓発の本やセミナーでよく聞かれる質問の一つです。
確かに、モチベーションが高いときは物事がスムーズに進みます。
しかし、ずっとモチベーションを維持することは可能でしょうか?
答えは「NO」です。
人間は感情の生き物であり、気分の波は避けられません。
「やる気が出ない」「気分が乗らない」
そんな日があるのは当然です。
ですが、それを理由に行動を止めてしまっては
なりたい自分に近づくことはできません。
だからこそ、モチベーションに頼るのではなく
ルーティンを作ることが大切なのです。
モチベーションを頼りにしていると
気分が乗らない日は何もできなくなります。
たとえば、「今日は疲れているからジムに行かない」
「なんとなく気分が落ち込んでいるから仕事が進まない」など
気持ちに左右される生活になってしまいます。
しかし、成功する人は気分に関係なく
やるべきことを淡々とこなしているのです。
なぜなら、重要なのは「気分がどうか」ではなく
「行動を継続できるかどうか」だからです。
考えてみてください。
どんなに落ち込んでいても、トイレに行かない人はいません。
どんなに疲れていても、歯磨きをしないわけではありません。
それは「やるのが当たり前」になっているからです。
もしもあなたが「成長したい」「成功したい」と思うなら
そのために必要な行動をルーティン化し
毎日の習慣にすることが一番の近道なのです。
ルーティンの素晴らしい点は、
「やるかやらないか」を考える必要がなくなることです。
毎日決まった時間に行うことを決めてしまえば
モチベーションに左右されることなく、自然と行動が続きます。
たとえば、朝起きたらストレッチをする
通勤中に英語のリスニングをする、仕事が終わったら読書をする、など。
最初は意識的に行う必要がありますけど
続けていくうちに「やるのが当たり前」になり
気づけば習慣になっているのです。
筋トレを習慣にしている人は
「やる気があるからやる」のではなく
「やらないと気持ち悪い」と感じるようになります。
勉強を続けている人は、
「やらなきゃいけない」と思うのではなく
「やるのが自然」になっているのです。
この状態に持っていければ、
もはやモチベーションは不要になります。
気分が乗らなくても、自動的にやるべきことを
こなせるようになるのです。
We are what we repeatedly do. Excellence then, is not an act, but a habit. Aristotle.
私たちは繰り返し行っていることそのものなのです。
したがって、卓越性とは行為ではなく習慣です。アリストテレス
これは、まさに「モチベーションよりもルーティン」を体現した言葉です。
成功する人とそうでない人の違いは、特別な才能ではありません。
毎日やるべきことを淡々とこなせるかどうか、その違いだけなのです。
もしあなたが、「やる気が出ない」
「気分が落ち込んでいる」と感じることがあるなら
ぜひルーティンを作ってみてください。
それが、あなたを確実に成功へと導く道になるはずです。