不安がなくなるほど走る

こんにちは。
毛利まさるです。

不安を感じる瞬間、それは心が空白になり、
自分自身の中に余白ができた証拠とも言えます。

人間は何かに集中しているとき、
目の前の課題に取り組んでいるときには、
不安を感じる余裕すらないものです。

逆に言えば、不安が湧き上がるのは、
心が手持ち無沙汰な状態に陥っているからです。
その余白に不安という感情が入り込んでくるのです。

では、その不安をどうすれば解消できるのでしょうか。

答えは明快です。暇がなくなるほど走ることです。

走るとは、単に物理的な動きだけを指すのではなく、
自分を忙しくすること、そしてその忙しさを充実感へと
変えていくことを意味します。

たとえば、新しい目標を設定し、それに向かって行動を開始する。

スキルを磨いたり、新たな知識を吸収する。

これらの行動は不安を感じる暇をなくし、
心の中に活力を取り戻します。

もちろん、忙しさに追われるだけでは、
真の解決にはなりません。

大切なのは、充実感や目的を持った忙しさです。
この充実感こそが、不安を和らげ
さらにはレジリエンスを高める鍵となります。

「レジリエンス」とは、逆境に立ち向かう力や、
困難を乗り越えた後に再び立ち上がる力のことです。

不安を感じたとき、その不安を無視するのではなく、
前向きな行動へと変換することで、
レジリエンスを鍛えることができます。

たとえば、何かに対する不安を感じたら、
その不安を直視し、それに対抗する行動を
一つずつ実践してみる。

すると、不安そのものが課題に変わり、
それを克服したときに自信が生まれるのです。

ここで重要なのは、
不安を完全に消し去ることを目指すのではなく、
不安と共存する方法を身につけることです。

不安という感情そのものは人間にとって自然なものであり、
それを否定する必要はありません。

むしろ、不安が何を自分に伝えようとしているのか、
そのメッセージを受け取り、行動に移すことが求められます。

その行動が多ければ多いほど、
不安に振り回される暇がなくなり、
代わりに達成感や成長の実感が心を満たしていきます。

しかし、全ての行動が結果につながるわけではありません。

結果を出すには、ただ闇雲に忙しくするのではなく、
目標や計画を立てた上で、
その実現に向けて走り続けることが必要です。

ここで言う「走る」とは、無理をすることではなく、
自分のペースを見極めながら、着実に前に進むことです。

走るペースを保ちながら、
その中で小さな成功を積み上げる。

その成功体験が次の行動のエネルギーとなり、
不安を寄せ付けない心の余裕を生み出します。

不安に囚われているときこそ、動き出すタイミングです。
手を止めて考えすぎると、
不安はますます膨らんでいきます。

走ることで、その不安に具体的な形を与え、
行動を通じてその形を変えていくことができます。

自分の可能性を信じ、不安がなくなるほどの充実した日々を、
自らの行動で作り上げていきましょう。