こんにちは。
毛利まさるです。
仕事をしていると、思い通りに
いかない場面に必ず直面します。
急なトラブルや、良かれと思って
取った行動が裏目に出ることも少なくありません。
そんなとき、つい「どうして自分がこんな目に?」
と愚痴をこぼしたくなるものです。
人間ですから、その感情は自然なものです。
しかし、そのまま愚痴や不満に流されてしまうと、
結果的に自分自身を消耗させるだけになりかねません。
ここで考えてみてほしいのは、
「この出来事に意味があるとしたら、
それは何だろう?」という問いです。
一見、ただのアクシデントに思えることにも、
何かしらの学びが隠されているかもしれません。
たとえば、ミスやトラブルを通して
新しいスキルを身につけるきっかけになることもありますし、
自分の弱点を見つけ、改善するチャンスかもしれません。
そうした視点を持つことが、
自己啓発において大きな成長につながります。
例えば、プロジェクトが失敗した場合を考えてみましょう。
一見すると、それは失望や挫折だけをもたらすもののように
思えるかもしれません。
しかし、冷静に振り返ることで、
計画段階の甘さやコミュニケーションの不足、
リスク管理の欠如など、
具体的な改善点が見えてくるはずです。
その学びを次に活かすことができれば、
その失敗は単なる失敗ではなく、
次の成功への布石となるのです。
また、このような考え方は、
心の持ちようにも大きな影響を与えます。
困難に直面しているとき、
「どうしてこんなことに?」と嘆くだけでは、
自己憐憫に陥るだけです。
しかし、「この状況から何を学べるのか?」と考えることで、
視点が改善する思考に変わります。
その結果、たとえ同じ出来事が起こっても、
受け取る感情が全く違ったものになります。
さらに、こうした思考法は、
レジリエンスを高める効果もあります。
つまり、困難な状況に対する精神的な回復力です。
困難をただの不運や試練として捉えるのではなく、
成長のための機会として受け入れることで、
次に同じような状況が訪れたときにも、
前向きに対処できる力が備わります。
これは、長い目で見たときに、
確実に自分の人生を豊かにする要素となるでしょう。
もちろん、この思考を身につけるには、
日々の習慣が重要です。
毎晩、その日にあった出来事を振り返り、
「今日学べたことは何だったか?」と問いかけてみてください。
大きな出来事だけでなく、
小さな気づきも大切にすることがポイントです。
たとえば、同僚とのちょっとしたやり取りの中で、
自分のコミュニケーションの癖に気づいたり、
仕事の手順を見直すきっかけを得たりすることがあるでしょう。
人生は予測できない出来事の連続です。
その中で「学び」を見つけることができれば、
たとえどんな状況に置かれても、
成長し続けることができるでしょう。
今この瞬間に起きていることにも、
きっとあなたにとって意味のある学びが
隠されているはずです。
それに気づくための第一歩を、
今日から踏み出してみてはいかがでしょうか。