
こんにちは。
毛利まさるです。
なぜ、あおられると冷静でいられなくなるのか
会議や商談の場で、なぜか強い言い方をされる。
数字や進捗を、必要以上に突っ込まれる。
そんな場面で、あなたは心のどこかがザワついていたのではないでしょうか?
その結果、言わなくてもいい一言を返してしまったり、必要以上に自分を正当化してしまったり、後から「あれでよかったのか」と考え込むこともあったと思います。
それは、あなたのメンタルが弱いからではありません。
それは、「あおり」を真正面から受け止めてしまっているからです。
車のあおり運転と、会社のあおりは同じ構造
想像してみてください。
車を運転していて、後ろからぴったり張りついてくる車がいたらどうでしょう。
クラクションを鳴らされ、車間距離を詰められたら、誰でも不快になります。
しかし、そこで焦ってスピードを上げても意味はありません。
むしろ事故のリスクが高まるだけです。
冷静に先に譲るか、あおりにのっからず、法定速度で淡々と走る。
それが一番安全で、合理的な対応です。
会社の会議や客先も、実はまったく同じ構造です。
あおってくる人のゴールは、あなたが腹を立てること。
感情を動かし、冷静さを奪うことです。
ですので、あおられた瞬間に「これは車と一緒だな」と認識できるかどうかが分かれ道なのです。
あおりは、内容ではなく“反応”を取りに来ている
あおりの厄介な点は、内容がそれなりに正しく見えることです。
数字の話、期限の話、責任の話。
表面だけ見れば、反論しづらいものが多い。
しかし、重要なのは中身ではありません。
相手が欲しいのは、あなたの説明ではなく、あなたの反応です。
どれだけ正論を準備しても、感情が揺れた状態では、伝え方は必ず歪みます。
冷静に対応しようとしても、内側で燃えているため、言葉にトゲが混じってしまうのです。
逆に言うと、あおりをあおりとして認識できた時点で、相手の戦略は成立しなくなります。
感情が動かなければ、あおりはあおりになりえないのです。
冷静さは、才能ではなく“立ち位置”で決まる
ここで一つ、大切な視点があります。
冷静でいる人は、我慢しているわけではありません。
上から目線でもありません。
単に、少しだけ立ち位置が違うのです。
「あ、この人はいま焦っているな」
「これは状況をコントロールしたいだけだな」
そう一段引いて眺めているだけです。
反論しても評価は上がらない。
感情的に応じても状況は好転しない。
そう理解しているため、必要なことだけを、淡々と返します。
何を言われても動じないため、結果的に「この人は安定している」という信頼が積み上がっていきます。
それは一度の行動ではなく、積み重ねで効いてきます。
あおりに乗らない行動が、未来を守る
営業で結果が出ない時期は、不安が強くなります。
不安が強いと、他人の言葉に過敏になります。
そして、あおりに気づかないまま、消耗してしまう。
しかし、あおられても反応しないという行動は、あなたの価値を下げるどころか、長期的には確実に守ってくれます。
感情をぶつけなくても、必要な仕事は進む。
黙って耐えなくても、冷静さは保てる。
その感覚を一度でも掴めると、世界の見え方が変わります。
ですので、次にあおられたときは、こう思ってください。
「ああ、これは車と一緒だな」と。
それだけで、あなたはもう一段、前に進んでいます。





