会議で評価を落とす一言「それって〇〇じゃないですか?」の正体

こんにちは。
毛利まさるです。

会議で、なぜか空気が重くなる瞬間

会議の場で発言したあと、場の空気が少し冷えたように感じたことはないでしょうか?

あるいは、誰かが発言した直後に「それって〇〇じゃないですか。それだとダメですよ」と言った瞬間、周囲が一瞬静まり返る、そんな光景を見たことはありませんか?

その人は相手の考えを正しく修正しただけだったかもしれません。
論点を整理し、ズレを指摘し、より良い結論に導こうとした。
少なくとも、本人はそう思っていたはずです。

しかし、その結果、会議の空気がぎくしゃくしてしまったと思います。

なぜ「正しい指摘」が逆効果になるのか

それは、内容ではなく「見え方」の問題だからです。

「それって〇〇じゃないですか」という言葉は、事実として正しいことも多い。
であるものの、この言い方は、相手の発言そのものを否定したように聞こえてしまいます。

発言した本人は、みんなの前で恥をかかされたと感じます。
一方で、指摘した側は「マウントを取った人」に見えてしまう。

恥は相手に痛手を与え、関係性を一気に冷やします。
それは、会議という共同作業の場において、あまり良い結果を生みません。

ですので、内容が正しくても、伝え方を間違えると関係が悪化してしまいます。

成果が出ないときほど、言葉は鋭くなる

成績が思うように上がらないとき、人は無意識に評価を取りにいきます。

「自分は考えている」「自分は分かっている」と示したくなる。
そのため、会議での一言が強くなりやすい。

あなたは、結果を出さなければという焦りから、言葉を武器にしてしまっていたのではないでしょうか?

その結果、周囲との距離が少しずつ開いていったと思います。
しかし、それは能力の問題ではありません。

それは「正しさをどう扱うか」という技術の問題だからです。

修正は必要、しかし否定は不要

もちろん、間違いを放置する必要はありません。
方向修正は必要ですし、議論の質を高める行動は求められます。
しかし、相手を否定しても、正しい結論には近づけないのです。

たとえば、こう言い換えてみてください。

「なるほど、ご意見ありがとうございます。そうすると〇〇の観点はいかがでしょうか?」

この一言で、何が変わるのか。
相手の発言を一度受け止めた上で、新しい視点を提示している。
つまり、「否定」ではなく「拡張」になっているのです。

ですので、相手の顔を潰さずに議論を前に進められるのです。

信頼は、静かなところで積み上がる

強い言葉を使えば、一瞬注目は集まるかもしれません。
しかし、信頼は集まりません。

会議で目立っても、日常のコミュニケーションで敬遠されてしまっては意味がない。
逆に言うと、相手を尊重する言葉を選べない限り、どれだけ正論を言っても、周囲から頼られる存在にはなりえないのです。

行動しても評価につながらない人と、行動が自然と評価に変わる人の差は、ここにあります。

今日から変えられる、たった一つのこと

言葉を少しだけ変える。
相手の発言を一度受け止め、その上で視点を足す。

それだけで、会議の空気も、あなたへの見え方も変わります。
大きなスキルはいりません。

ただ、「それって〇〇じゃないですか。それだけダメじゃないですか」を封印する。
その小さな行動が、信頼の積み上げを始めます。