大義を持つ人は強い——仕事術の本質は小さな感情を超えること

こんにちは。
毛利まさるです。

大義を大切にする

人が行動するとき、その原動力はさまざまです。
評価されたい、嫌われたくない、プライドを守りたい。
こうした気持ちは誰しもが抱える自然な感情であるものの、時にそれらが自分を小さく縛りつけてしまうことがあります。
そこで必要になるのが「大義」です。

大義とは、個人的な感情や利害を超えて、自分の行動に意味を与えてくれるものです。

小さなプライドでは動けない

たとえば職場で意見を述べるとき、「間違えたらどうしよう」「嫌われたら困る」と思えば、つい黙り込んでしまいます。
しかし、それは小さなプライドに縛られている状態です。
本当に大切なのは、自分がどう見られるかではなく、「組織や仲間にとって必要なことを伝えるかどうか」ではないでしょうか。
ここに大義を見出せるかが分かれ道です。

大義があると恐れを超えられる

仕事術として最も強い力を発揮するのは、この大義を自分の軸に据えることです。

営業職であれば「お客様にとってベストな選択を提供する」という大義があれば、売上のための一時的な嘘や誇張に流されにくくなります。
研究職であれば「社会の未来に役立つ知を生み出す」という大義があれば、孤独や苦難を乗り越える強さが生まれます。

大義を持つと、自分を守るための小さな感情を超えることができるのです。
これは「嫌われたくない」という恐れを超えるための最強の武器です。

大義は自分を律するものでもある

大義は他人のためだけにあるものではありません。
それは同時に、自分自身を律する軸でもあります。

「自分の成長を通じて周囲に貢献する」という大義を持てば、怠けたい誘惑にも打ち勝ちやすくなります。
反対に大義を見失えば、目先の快楽や小さな感情に流され、長期的な成果を得られなくなります。

つまり、大義とは「正しい方向へと自分を導く羅針盤」なのです。