視界から消すだけで効率は劇的に変わる

こんにちは。
毛利まさるです。

終わったことがいつまでも残っている経験はありませんか?

あなたは、終わった仕事の書類や開きっぱなしのパソコンのアプリ、
閉じ忘れたブラウザのタブがいつまでも画面に残っていて、次の仕事に集中できない経験はありませんか?

気づけば机の上には資料が積み重なり、デスクトップはファイルで埋め尽くされ、ブラウザのタブは数十個開きっぱなし。
頭の中では「次に何をすればいいのか」がどんどん混乱していく。

これは多くの人が陥る日常的な悩みです。

仕事は終わらせることだけがゴールではない

多くの人は「仕事を終わらせること」をゴールだと考えます。
しかし本当のゴールは、終わらせた仕事を整理して次に向かえる状態を作ることです。

完了したにもかかわらずそのまま放置してしまうと、情報が目に入り続け、無意識に注意を奪われます。
その結果、次の仕事に集中できなくなるのです。

つまり、効率を高めたいなら「終わったものはすぐにかたずける」ことが欠かせない仕事術なのです。

視界に残るものが集中力を削る

人間の脳は、視界に入る情報を無意識に処理しています。
机の上に不要な書類が積まれていれば、そのたびに「あれも片付けなきゃ」という小さな負担を感じます。
これが積み重なると集中力が分散してしまうのです。

心理学ではこれを「認知資源の浪費」と呼びます。
つまり、目の前の仕事に全集中するためには、視界から不要なものを消す必要があるのです。

デジタル環境も例外ではない

物理的な書類や資料だけではなく、デジタル環境でも同じことが言えます。
終わったアプリは閉じる、ブラウザの不要なタブは消す、使い終わったファイルは整理する。

これを徹底するだけで、パソコンの動作も軽くなり、頭の中の情報負荷も下がります。
つい「また使うかも」と思ってそのままにしてしまう人もいますけど、必要であれば検索や履歴から再度アクセスできます。
大切なのは「今、目の前に必要なものだけを残す」ことなのです。

片付けは「リセットボタン」である

かたずける行為は、単なる整理整頓ではありません。
次の仕事に向けたリセットボタンの役割を果たします。
終わったものを視界から消すことで、脳は「新しい仕事に移っていい」と認識しやすくなるのです。

これにより気持ちを切り替えやすくなり、仕事のテンポが加速します。