こんにちは。
毛利まさるです。
セールストークを自然に口から出せるくらいまで覚え込めていますか？
会議での発表や営業の場で、いざというときに言葉がスラスラ出てこなくて焦った経験は誰にでもあるでしょう。
頭の中では理解しているはずなのに、口から出そうとするとつっかえる。
そんな状態が続くと自信を失い、相手の信頼にも影響してしまいます。
そこで効果的なのが「音読」です。
音読は単なる暗記ではない
多くの人が「覚える」というと文字を読んで頭に入れることを思い浮かべます。
しかし、黙読で覚えた知識は実際の場面で口から出すときにうまく使えないことが多いのです。
なぜなら頭で理解することと、口で言えることには大きな差があるからです。
仕事術として音読を取り入れると、理解を単なる知識から実際に使えるスキルへと変換できます。
記憶に定着しやすくなる
音読には脳科学的な効果もあります。
声に出すことで目からの情報だけでなく、耳からの聴覚情報も加わり、記憶が強化されるのです。
さらに、自分の声を聴くことは二重の入力となり、記憶の定着率を大きく高めます。
セールストークのフレーズを繰り返し音読していれば、商談の場でも条件反射のように自然に出てくるようになります。
話す力そのものが鍛えられる
音読は記憶に役立つだけでなく、発声やリズム、抑揚を磨く効果もあります。
黙読では気づけない言葉の言いにくさや表現のぎこちなさが、声に出すことで浮き彫りになります。
結果として、同じ内容でもより伝わりやすく、説得力のある話し方へと変化していくのです。
プレゼンや営業において「伝わりやすさ」は成果を左右する重要な要素であり、音読はその最短のトレーニング法なのです。
自信をつくる習慣になる
また、音読は自信を積み上げる行為でもあります。
人前で話すことに不安を感じる人の多くは、準備不足ではなく「口に出して練習していない」ことが原因です。
頭で理解していても、声に出す練習をしていなければ本番でうまく話せないのは当然です。
逆に、繰り返し音読で練習しておけば、「これだけやったのだから大丈夫だ」と自信が生まれます。
この安心感が、本番での自然な笑顔や堂々とした態度を支えてくれるのです。
音読は最強のシミュレーション
スポーツ選手が試合前にイメージトレーニングをするように、ビジネスパーソンにとっての音読はシミュレーションです。
本番を想定して声に出すことで、実際の状況に近い緊張感を体験できます。
しかも失敗しても誰にも迷惑はかからない。
だからこそ、何度でも修正し、理想的な形をつくり上げることができます。
