
こんにちは。
毛利まさるです。
プロジェクト名をつけるだけで変わる視点
あなたが会社で「なんでこんな面倒な仕事を任されたんだろう」と思ったことはありませんか?
書類整理や雑務、あるいは複雑な調整業務。やっても誰も褒めてくれない、
しかも終わりが見えない。そう感じる瞬間があるはずです。
であるものの、その状況をただ「面倒だ」と捉えるか、
そこでおすすめなのはあなた自身のやるべきことに「プロジェクト名」をつけることです。
「自分プロジェクト」として意味づけするかで、仕事の見え方は大きく変わってきます。
たとえば、「生産性向上プロジェクト」「AIを活用した効率化プロジェクト」と名前を付けた瞬間、
ただのルーティンがチャレンジに変わります。
これは心理学でいうリフレーミングの一種で、同じ出来事でも捉え方を変えることで、自分の感情や行動が変化するのです。
名前をつけることの力
「名前をつける」という行為は思っている以上に大きな意味を持ちます。
幼い頃、好きなぬいぐるみに名前をつけると一気に愛着が湧いた経験はありませんか?
仕事も同じで、タスクや業務に名前をつけると、そこに「自分事」としての意味が宿ります。
これは単なる気分転換ではなく、自分の仕事術を磨くひとつの方法です。
面倒な資料整理を「情報資産整備プロジェクト」と呼べば、それは会社の未来の基盤を作る大切な活動に見えてきます。
上司から突然渡された調整業務も「社内連携強化プロジェクト」となれば、社内ネットワークを広げるチャンスに変わるのです。
自分プロジェクトの積み重ねがキャリアを形づくる
ここで重要なのは、自分でつけたプロジェクト名を記録していくことです。
ノートでもデジタルでも構いません。プロジェクト名と取り組んだ内容を書き残す。
すると、1年後には「自分史」のように、あなただけの仕事の軌跡が可視化されます。
これは単なる気分の問題ではなく、実際にキャリア形成にもつながります。
なぜなら「どんな難題をどう解決してきたか」という履歴は、転職活動でも評価につながりやすいからです。
外から見るとただの雑務であっても、「自分プロジェクト」として工夫したことを語れるなら、それは立派な成果となるのです。
やらされ仕事を自分事に変える
人は「やらされている」と感じた瞬間、やる気をなくしてしまいます。
ですけど、自分で意味をつけ、自分のプロジェクトに変換できたとき、その仕事はやる気を必要とせずとも前に進める力を持ちます。
つまり、無理に「モチベーションを上げよう」としなくても、仕組みを作ることで自然と前進できるのです。
これは、やる気だけに頼らず、仕事術として仕組みを持つことの大切さを物語っています。
結局のところ、優秀な人に見える人は「やる気があるから成果を出す」のではなく、
「成果が出る仕組みを自分で作っている」だけなのです。
無理難題に直面したとき、それを「仕方ない仕事」と思えばただのストレスです。
であるものの、「自分プロジェクト」として名前を与え、意味づけを変えれば、それは成長のきっかけになります。
そして、その積み重ねは気づいたときに大きなキャリアの財産となるのです。





