こんにちは。
毛利まさるです。
不満や愚痴の裏にあるもの
あなたは会社に対して不平や不満を持ったことはありませんか？
上司の言葉に苛立ったり、組織の仕組みに納得がいかなかったり。
愚痴を言いたくなる気持ちは誰にでもあるものです。
しかし、その愚痴の裏側にこそ、見逃してはいけない重要なテーマがあります。それが「危機感」です。
会社に不満を持ったとき、一度立ち止まってこう考えてみてください。
「もし今、自分がこの会社を辞めたら、自分はどの会社に入れるのだろう？」
この問いは、現実を直視させるきっかけとなり、あなたの中に強烈な「危機感」を芽生えさせます。
危機感が生む気づき
危機感を意識することで、自分の立ち位置が見えてきます。
今の会社を離れたときに、自分のスキルや経験がどの程度通用するのか。
そこに自信が持てなければ、危機感は現実感を帯び、行動へとつながります。
たとえば、「今の仕事は会社の看板があってこそ成り立っているのではないか」と思う瞬間があるかもしれません。
その気づきは決して悲観するためのものではなく、「自分自身の力を強化しなければ」という行動のトリガーとなるのです。
危機感があるからこそ、人は新しい学びを求め、成長を志すのです。
危機感を活かす方法
危機感をうまく活用するためには、まず「棚卸し」をすることが大切です。
自分は今どんなスキルを持っているのか、どの程度まで専門性を高めてきたのか。
そして、それらは今の会社以外でも通用するのか。
この棚卸し作業を行うことで、自分に不足している部分が明確になります。
不足しているとわかったら、それを補うために具体的な行動を始めましょう。
英語が必要だと感じれば英会話を学び、デジタルスキルが必要だと感じればAIやデータ分析を学ぶ。
危機感があるからこそ、その学びは「やらされている勉強」ではなく「自分の未来を切り拓くための行動」へと変わります。
危機感がないとどうなるか
逆に危機感を持たずに日々を過ごすと、どうなるでしょうか。
会社の中での立場に安住し、惰性で仕事をこなす毎日。
気がつけば環境が大きく変わり、自分のスキルは時代遅れ。
いざ転職や独立を考えたときには、選択肢がほとんど残されていない。
これは想像以上に恐ろしい状況です。
ですから、危機感は人を不安にさせるものではあるものの、同時に前進させる力を持っているのです。
不安を力に変えることができれば、危機感は自己啓発の最高のエンジンとなります。
会社への不満や愚痴を感じたときこそ、危機感を思い出してください。
今の会社を離れたら、自分はどんな場所で生きていけるのか。
その問いを真剣に考えれば、危機感が行動の原動力となります。
そしてその行動は、あなた自身をより強く、よりしなやかに成長させていくのです。
