自炊をすることはえらいのか?当たり前を習慣化に変える自己啓発

こんにちは。
毛利まさるです。

自炊をすることがえらい?当たり前をどう捉えるか

あなたは自炊をしていますか?

私は自炊派なのですけど、よく言われるのが「自炊をしていてえらいですね」という言葉です。

このコメントを受けるたびに、私は不思議な感覚を覚えます。
なぜなら「自炊=えらい」という評価は、逆に「外食=えらくない」ということにもつながりかねないからです。

食事は生きるために必要な行為です。

そこにえらい・えらくないの区別を持ち込むのは、少し違うのではないでしょうか。
結局のところ、自炊か外食かは単なる選択の違いに過ぎません。
私にとって自炊は当たり前の習慣であり、特別な努力をしているわけではないのです。

当たり前と特別の境界線

ここで大切なのは、「当たり前にやっている人にとって、それは特別ではない」という視点です。

たとえば毎日ランニングをしている人にとっては、走ることは歯を磨くのと同じくらい自然な行為です。
ところが、普段走らない人にとっては「毎日走っているなんてすごい!」と映ります。

つまり、何が「えらい」とされるかは、見る人の基準によって大きく変わるのです。

そしてその基準は、本人が「当然のこと」と思っているかどうかで決まります。

マインドの違いが行動をつくる

ここでポイントとなるのは「マインドの違い」です。
自炊をしている人に「なぜ自炊をしているのですか?」と尋ねると、「いや、普通にやるものだから」という答えが返ってくるかもしれません。
一方で、外食中心の人からすると「毎日料理するなんて大変だろうな」と感じるわけです。

この差は、行動そのものではなく「それをどう捉えているか」というマインドにあります。
そして、この「当たり前と思える感覚」を学ぶことこそが、自己成長につながる大きなヒントになるのです。

自分の当たり前を広げる方法

もしあなたが「続けられない」「習慣化できない」と悩んでいるなら、当たり前にやっている人に理由を尋ねてみてください。

たとえば「どうして毎朝勉強できるのですか?」「なぜ毎日ジムに行けるのですか?」と聞いてみる。
返ってくる答えは意外にシンプルです。
「そうしないと気持ち悪いから」「生活の一部だから」という言葉かもしれません。

大切なのは、その感覚を自分の中にインストールすることです。
「やらなければいけない」から「やるのが普通」へ。

こうして行動レベルまで落とし込めれば、努力と感じなくなります。

「自炊をしていてえらいですね」と言われたときに感じる違和感の正体は、当たり前の基準が人によって違うことにあります。
して、その当たり前をどう定義するかは、自分のマインドにかかっています。

自己啓発の観点から大切なのは、他人の当たり前を学び、それを自分の習慣に落とし込むことです。
そうすることで、自分にとっての「えらいこと」がやがて「自然なこと」へと変わっていくのです。