行動量と成果の本当の関係

こんにちは。
毛利まさるです。

行動量が成果につながる分野

世の中には、行動量と成果が素直に結びつくものと、そうでないものがあります。

その分かれ目は、他の人や環境が関わるかどうかです。

たとえば資格勉強や筋トレは、自分の行動がそのまま成果に跳ね返ってきます。
やった分だけ知識が身につき、筋肉は強くなる。
だからこそ「筋肉は裏切らない」「勉強は裏切らない」という言葉が生まれるのです。

この分野で行動量を重ねた人は、「継続は力なり」という感覚を身体で理解しています。
目に見える成長や成果が自分の中に蓄積されていくため、「やればできる」という自信が芽生えるのです。

行動量と成果が結びつきにくい分野

一方で、営業や企画のように他者や環境が強く関与する分野では、行動量と成果が必ずしも比例するとは限りません。

いくら訪問件数を増やしても、タイミングが悪ければ契約に結びつかないこともあります。
いくらアイディアを出しても、社内の理解や市場の流れがなければ形にならないこともある。

こうした分野では「行動=成果」というシンプルな図式が成り立たないため、行動量を重ねても報われないと感じてしまいがちです。
ここで心が折れてしまう人も多いでしょう。

しかし、そこで大切なのはレジリエンスです。
立ち直りの力を養うことで、成果が出ない時期でも淡々と行動を積み重ねることができるようになります。

成果の「時間差」を理解する

私が伝えたいのは、行動量と成果の関係は「直線」ではなく「時間差」があるということです。

すぐに成果が出るものもあれば、半年後、1年後にようやく実を結ぶものもある。
だからこそ、継続ができる人とできない人で差がついていくのです。

これは農業に似ています。種をまいた翌日に実りを期待する人はいません。
種は土に埋もれて見えなくても、根を張り、やがて芽を出す。

そのサイクルを信じられるかどうかが、結果に結びつくかどうかを決めるのです。

行動の基準を一つ持つこと

ではどうすれば成果につながる行動を積み重ねられるのでしょうか。

その答えの一つは、自分なりの基準を持つことです。
たとえば「一日30分は必ず勉強する」「週に3回は必ずジムに行く」といった基準を持てば、成果が見えない時期でも続けることができます。

この基準を守ること自体が、あなたのレジリエンスを育てます。
なぜなら、他者や環境に左右されることなく、自分の意思で積み重ねられる領域を持つからです。

行動量と成果が結びつく分野と結びつかない分野を見極めることが大切です。
結びつきやすい分野で「やればできる感覚」を養い、結びつきにくい分野ではレジリエンスを発揮して粘り強く行動する