
こんにちは。
毛利まさるです。
「こんなに考えてもダメだった」
「もう立ち直れないかもしれない」
そんな経験はありませんか?
誰かに迷惑をかけた。大切なチャンスを逃した。
やりきれないほどの後悔が押し寄せてきて、頭では「切り替えよう」と思っているのに、
心がズブズブと沈んでいく。
そういうとき、人は「前向きにならなきゃ」「気持ちを切り替えないと」と焦ります。
であるものの――ちょっと待ってください。
本当に前向きになるためには、まず“開き直る”ことが必要なんです。
落ち込むことは悪いことじゃない。むしろ開き直る準備です
開き直るというと、「開き直って逆ギレ」「いい加減になる」といったネガティブな印象を持たれがちです。
しかし、私が言いたい「開き直り」とは、自分を責めるのをやめることです。
悩みや後悔は、時間が経てば薄まるもの。
であるものの、その「時間」を少しでも短縮したいなら、一度、徹底的に落ち込むことです。
徹底的に、自分の中にある感情と向き合って、泣けるなら泣いて、
うずくまって、誰かに話して、書き出して、「もうムリだー!」と叫んでいいのです。
なぜかというと、それが“しゃがむ動作”だからです。
ジャンプする前には、必ずしゃがまないといけない。
無理に立ちっぱなしの状態から飛ぼうとしても、飛距離は出ません。
だったら、一度思い切りしゃがんで、そこから思いっきり跳ね上がる。
これが、開き直りというジャンプの準備なんです。
「もうええわ!」の瞬間に、前に進めるスイッチが入る
「なんかもう、いいや。どうにでもなれ。」
このセリフ、実はすごく強いんです。
これは諦めの言葉ではなく、「こだわりを捨てた瞬間の自由」なんです。
何が悪かったのか、どうすればよかったのかを延々と考えるよりも、
「とりあえず今は、ここから動こう」と一歩踏み出すための“ゆるしの言葉”です。
開き直るというのは、「もう悩むのはやめよう」と決めることです。そこに後悔はあっていい。
でも、後悔に心を奪われ続けるのは、もうやめる。
この切り替えこそが、自己回復のトリガーになるのです。
自分に「OK」を出す力が、人生を動かす
他人の期待、過去のミス、将来への不安。
いろんな“見えないもの”が、私たちの心にブレーキをかけます。
それに対して、「もう気にしない」と言える人は強い。開き直りとは、未来に向かう決意のこと。
別に、立ち直った感を出さなくてもいいんです。笑顔を作らなくてもいい。
ただ心の中で、「よし、ここまで悩んだ。もう十分だ」と、自分に“OK”を出す。
それだけで、次の自分がちゃんと動き出します。
そしてそのOKは、誰にももらう必要がありません。
あなた自身が自分に出せば、それでいいのです。