自分なりのゲン担ぎが心を支える小さな習慣の力

こんにちは。
毛利まさるです。

ゲン担ぎという小さな工夫

あなたは、人よりも勉強して、人よりも行動して、それでも結果が伴わないという経験をしたことはありませんか?

私は正直に言えばあります。
必死に準備をし、夜遅くまで資料を作り、頭がクタクタになるまで考えても、期待したほどの成果が得られない。
そんな時、人は「なぜ自分だけ…」と嘆き、やる気を失いそうになるのです。

そんな場面で私が頼りにしているのが、自分なりのゲン担ぎです。
一般的にはカツ丼を食べる、赤い下着を身に着けるといった定番のゲン担ぎが思い浮かぶかもしれませんけど、もっと自由でいいのです。
たとえば、出社前に必ずお気に入りの音楽を聴くことや、朝一番でストレッチをすることだって立派なゲン担ぎです。

ドッキリ番組のように考えてみる

実は私がよくやるのは、「これはドッキリ番組なのだ」と自分に言い聞かせることです。

成果が出ないことに焦り、もうやめたいと思う時に、頭の中で架空の演出家が登場します。

「いや~、いくら行動しても結果が出ないって焦りませんでしたか?
でもあとちょっとで成果が出るのに投げ出さないかな~と、ドキドキして見ていたんですよ!」。

まるで漫画みたいな展開ですけど、こう考えることで気持ちが少し楽になるのです。
大切なのは、成果が出ないことと成果が出るタイミングがズレているだけかもしれない、という考え方です。
だからこそ途中で投げ出さずに続けることが必要なのです。

ゲン担ぎが生むレジリエンス

ここで注目してほしいのが、ゲン担ぎは単なる気休めではなく、レジリエンスを高めるための手段だということです。
レジリエンスとは、逆境に直面しても立ち直り、再び前進する力を指します。
小さな習慣や自分なりのルールがあると、「自分は大丈夫」と心を支える拠り所になります。

仕事の世界では、結果がすぐに出ないことは日常茶飯事です。
だからこそ、自分の心を保つ方法を持っておくことは、成功するための土台ともいえるのです。

ゲン担ぎは習慣にしてこそ力を発揮する

「今日は気が向いたからやってみる」程度ではゲン担ぎは効果を発揮しません。

毎回同じように実行することで、脳が「これをやったから大丈夫」という安心感を覚えるのです。
たとえばプロのスポーツ選手が試合前に必ず同じルーティンを行うのもそのためです。

あなたも自分なりのゲン担ぎを一つ決めてみてください。
それは他人に説明できないほど小さなことでも構いません。
大切なのは、あなた自身がそれを信じて続けられるかどうかです。

行動しても結果が出ない時、あなたを支えるのは才能や知識だけではありません。
小さなゲン担ぎが、気持ちを前に向ける支えとなります。
漫画のような発想であっても、それがあなたに力を与えるのであれば大いに取り入れるべきです。