
こんにちは。
毛利まさるです。
上司の口癖を制する者は社内営業を制す
あなたは普段、上司の口癖を意識していますか?
会議中や日常の会話で何度も繰り返されるフレーズ。
それはただの口癖に見えるかもしれません。
であるものの、その言葉の裏には上司の考え方や価値観、そして意思決定の基準が詰まっています。
だからこそ、上司の口癖を見逃さずにメモしてみることが、社内営業の大きな武器になるのです。
口癖は上司の「頭の中の地図」
上司の口癖は単なる言葉の癖ではなく、心の奥底にある「思考のパターン」を映し出しています。
たとえば「スピード感が大事だ」とよく言う上司なら、丁寧さよりも速さを重視している証拠です。
逆に「数字で語れ」と繰り返すなら、感覚的な話よりもデータや根拠を大切にしている人です。
この「頭の中の地図」を知ることができれば、あなたの提案や報告は的確に響くようになります。
つまり、上司が重視している観点に合わせて話すことができるようになるのです。
メモを取ることの重要性
人は聞いただけでは忘れてしまいます。特に口癖のように何気なく出てくる言葉は、聞き流してしまいやすいものです。
ですけど、メモを取っておけば後から振り返ることができます。
「この言葉をよく使うな」と気づいたら、ノートにまとめてみてください。
数週間後に見直してみると、上司の思考が驚くほどクリアに浮かび上がってきます。
そのメモは、上司を理解するための“辞書”のような存在になるのです。
口癖を使ってみる
さらに効果的なのは、上司の口癖を自分の言葉として使ってみることです。
もちろん、わざとらしく真似をする必要はありません。
自然な会話の中で同じ表現を取り入れてみるだけでいいのです。
例えば、上司が「まず結論から」とよく言うなら、報告するときに「まず結論から申し上げます」と話す。
上司が「お客様目線で」と言うなら、自分の発言に「お客様目線で考えると」と添えてみる。
こうすることで、上司は「この人は自分の考えを理解している」と感じるようになります。
これは単なる迎合ではなく、相手の価値観を理解してコミュニケーションを合わせるという高度な社内営業の技術なのです。
上司の口癖を味方にすると
上司の口癖を味方につけると、日々のやり取りがスムーズになります。
「この人は話が早い」と思われるようになり、相談や提案も通りやすくなるでしょう。
結果的に、あなたの評価も高まり、仕事の進め方に余裕が生まれます。
一方で、口癖を無視して自分のスタイルだけを押し通そうとすると、どうしてもすれ違いが生まれてしまいます。
上司の口癖は単なる音ではなく、社内で成果を出すための“暗号”なのです。
上司の口癖は、上司の考え方や価値観を知るための貴重なヒントです。
それを記録し、自分の会話に自然に取り入れることで、あなたの社内営業は一段と効果的になります。
口癖を制する者は、社内営業を制すると言っても過言ではありません。





