
こんにちは。
毛利まさるです。
自分からの逃避と将来への投資——レジリエンスを高める二本柱
日々の生活の中で、あなたもきっと気分転換やストレス解消をしているはずです。
温泉旅行に出かけたり、サウナで汗を流したり、趣味に没頭したり…。
こうした時間は、心と身体をリセットするためにとても有効です。
この「ストレスコントロール」の習慣は、今の自分を守るために欠かせません。
しかし、ここで一つ考えてみてほしいのです。
あなたは、将来の自分への投資もしていますか?
今の自分を癒やすことと、未来の自分を育てること
ストレス解消は、今の心を軽くするために必要です。
しかし、それとは別に、未来の自分を形作るための「将来への投資」も欠かせません。
ここで言う投資は、株式や不動産といった金融的な投資ではありません。自分自身への投資です。
例えば、将来英語を話せるようになりたいのなら、英語の勉強に時間を使う。
AI分野に強くなりたいのなら、その知識を深める学びを始める。
会計に詳しくなりたいのなら、簿記や財務の勉強をする。
さらには、楽器を弾けるようになりたいという夢があるなら、練習を継続する。
こうした行動はすべて、自分を成長させるための投資です。
「将来に近づいている感覚」が自己肯定感を育てる
ストレス解消は、今の疲れを癒やすために有効ですけど、それだけでは時間が経つと「このままでいいのか?」という虚無感が残ることがあります。
逆に、未来に向けて小さくても一歩進めていると、その積み重ねが自己肯定感を高めます。
例えば、サウナに行った帰りに英単語を10個覚える。温泉旅行の夜に資格の教材を少しだけ読む。
このように、今を楽しみながらも未来に備える行動を組み合わせることで、心のバランスが整います。
自分から逃げる時間と向き合う時間
多くの人がやりがちな落とし穴は、「気分転換」だと思って取っている時間が、実は自分からの逃避になってしまっていることです。
例えば、疲れたからといって何時間もSNSを見続ける。
ゲームや動画に没頭しすぎて、何も残らない時間になる。
こうした過ごし方は、短期的には気持ちが楽になるように見えても、長期的には自己肯定感を下げます。
だからこそ、レジリエンスを高めるためには、「自分から逃げる時間」と「未来に向かう時間」を意識的に区別する必要があります。
将来への投資を習慣化するコツ
- 時間を分ける 1日のうち15分でも未来のための時間を確保する。短くても毎日続けることが重要。
- 小さく始める 英単語1つ、AIのニュース1記事、楽器の音階練習5分など、始めやすい設定にする。
- 楽しさと結びつける 好きな音楽を聴きながら勉強する、カフェで資格の参考書を開くなど、行動自体を楽しめる工夫をする。
ストレスコントロールと未来投資の相乗効果
ストレスをうまくコントロールできれば、心に余裕が生まれます。
その余裕が、将来への投資に必要なエネルギーを生み出します。
そして、未来に向けて進んでいる実感は、日々のストレスを軽くしてくれます。
両者は別物ではなく、相互に作用するのです。
まとめ
温泉旅行やサウナ、趣味に没頭することは、今の自分を支える大切な習慣です。
しかし、それに加えて未来の自分への投資を組み込むことで、自己肯定感は一段と高まります。
今を癒やす時間と未来を育てる時間。
この二本柱が、長期的に安定したレジリエンスを作ります。





