こんにちは。
毛利まさるです。
ちょっとしたことで腹が立った経験はありませんか？
あなたは普段、職場や日常生活でちょっとした出来事にイラッとしたことはありませんか？
上司の何気ない一言、電車の中でのマナー違反、コンビニでの店員さんの対応…。
冷静に考えれば大したことではないのに、その瞬間は感情がふくらみ、つい表情や態度に出てしまう。
そんな経験、誰しもあるはずです。
この「感情の揺れ」を上手くコントロールできるようになると、あなたの人間関係や仕事の成果は大きく変わります。
今日は、そのヒントをドッキリから学んでみましょう。
ドッキリのリアクションから見える「人間の本音」
テレビのバラエティ番組などでおなじみのドッキリ。
芸人やタレントが仕掛けられ、思いもよらない事態に直面します。カメラはその瞬間の「リアクション」を克明に映し出します。
このとき、視聴者は笑いながらも、その人の素の部分を感じ取ります。
怒る人、泣く人、動じない人。特に、ほんの些細なことに過剰反応する人を見ると、「この人、意外と短気なんだな」と思ってしまうものです。
もしあなたが現実の世界で、同僚や取引先にそんな印象を与えてしまったらどうでしょうか。
本人に悪気はなくても、「感情の起伏が激しい人」というレッテルを貼られる可能性があります。
「自分は今、試されている」と思ってみる
ここで使えるのが、自己啓発的な視点です。
「もしかして、これは自分が感情的にならないかどうか、試されているのでは？」と考えてみるのです。
まるで自分がドッキリのターゲットで、視聴者がどこかで見ているような感覚です。
この発想を持つだけで、冷静さが戻ります。
もしもそこで笑顔で切り抜けられたら、相手は「器が大きいな」と感じるでしょう。
逆に、少しのことでムッとしてしまえば、「この人、この程度で怒るんだ」という評価が残ります。
感情コントロールは日常の練習から
感情をコントロールするには、特別な修行や長い時間は必要ありません。
日常生活の中で、小さな場面をトレーニングの機会に変えるのです。
たとえば、レジで少し待たされたとき、車の運転中に割り込まれたとき、メールの返信が遅れたとき。
「これはドッキリだ」と思って笑顔で受け流す練習をします。
こうした積み重ねが、あなたの感情のブレーキ力を高めます。
レジリエンスと感情コントロールの関係
実は、感情コントロールはレジリエンス（逆境から立ち直る力）と深くつながっています。
感情の起伏が激しいと、ストレスに押しつぶされやすくなります。
しかし、冷静に状況を受け止める習慣を持つと、困難な出来事にも柔軟に対応できるようになります。
つまり、日常の小さな「感情トレーニング」が、将来の大きな困難に立ち向かうための土台になるのです。
ドッキリは、笑いのための仕掛けであると同時に、人間の感情反応を学ぶための絶好の教材です。
「今、自分は試されている」と思うだけで、冷静さを保つことができる。そしてそれは、日常の小さな場面の積み重ねから身につきます。
感情をコントロールする力は、単なる我慢ではなく、あなたの人間的魅力と信頼を高める武器になるのです。
