
こんにちは。
毛利まさるです。
社内営業での失敗経験、あなたにはありませんか?
上司や同僚との関係を少しでも良くしたいと思って送ったメールが、思わぬ誤解を生んでしまった。
そんなほろ苦い体験、実は意外と多くの人が経験しています。
特に問題なのは、“お酒が入っているときにメールを送ってしまう”というケースです。
飲みの席で気が大きくなってしまい、「ちょっと言いたいこと言ってやろう」とか
「今のうちに謝っておこうかな」などと思って、スマートフォンを取り出してしまう。
その結果、翌朝には「なんであんなこと書いたんだろう」と青ざめるのです。
便利さの裏に潜む“感情”の落とし穴
今はスマートフォンひとつで、24時間どこにいても仕事ができる時代です。
これはとても便利な一方で、境界線が曖昧になります。
「これだけは今日のうちに返信しておこう」「飲みの勢いで上司に感謝を伝えよう」などと、
気が緩んだタイミングでメールを送ってしまうこともあるでしょう。
しかし、メールというのは文字だけのコミュニケーションです。
顔も表情も声のトーンもありません。
だからこそ、酔っているときのテンションや感情をそのまま文字にのせてしまうと、受け手には意図がまるで伝わらないことがあります。
むしろ、変に刺さってしまうことだってあるのです。
社内営業こそ“間”と“タイミング”が命
社内営業で大切なのは、“印象”と“信頼感”です。
たとえば、普段は真面目で丁寧な人が、お酒で気が大きくなり、
友達に送る感覚のようなメールを送ってきたら、受け取った側は驚いてしまうかもしれません。
特に目上の人や、まだ関係構築が浅い相手にとっては、
「この人、こんなテンションだったのか…?」とマイナス印象を与えるリスクもあるのです。
ですから、もしお酒を飲んで気分が高揚していたとしても、「今じゃない」と心の中でひと呼吸置きましょう。
そして、次の日の朝に冷静な頭で文章を確認してから送る。これが社会人としての“メールリテラシー”だと思います。
気持ちは大事。でも伝え方はもっと大事
もちろん、感謝や謝罪の気持ちをすぐに伝えたいという気持ちは素晴らしいことです。
それ自体は間違っていません。しかし、伝え方が大切なのです。
酔った勢いで書かれたメールは、たとえ内容が良かったとしても「なんとなく軽いな」と思われてしまうことがあります。
だからこそ、「今すぐ伝えたい」という感情があっても、一晩寝かせてから送る勇気が必要です。
そうすることで、相手との関係を壊すどころか、むしろより信頼されるビジネスパーソンに近づけるのです。





