凄い人は凄い人しかわからない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、スポーツ選手や著名人を見て、
その人がどれほど凄いのかを
本当に理解できるでしょうか?

たとえば、プロ野球選手が投げる
160km/hのストレートがどれほどのものか、
野球を未経験の人には
ただ「速いな」としか思えないかもしれません。

しかし、野球経験者ならば
「これを打つのは相当難しい」と感じるでしょう。

そして、甲子園に出場した選手ならば
「どんな練習を積めばここまで到達できるのか」と、
その背景まで想像できるかもしれません。

さらに、プロ野球選手になった者であれば、
その世界の本当の厳しさや、
トッププレイヤーとの差を痛感するのです。

つまり本当に凄いものは、
同じレベルに立たないとわからないのです。

これは、どの分野にも当てはまります。

音楽の世界でも、一流のピアニストが奏でる音色の繊細さは、
ある程度の経験者でなければ理解できませんし、

セールスの世界でも、結果を出し続けるセールスの凄さは、
同じ立場に立たなければ見えてこないものです。

つまり、「その人の本当の凄さ」というのは、
ある程度の距離まで近づかないとわからないのです。

たとえば、ザルの目が粗ければ水はすべて流れ落ちてしまいます。
それと同じように、自分の経験値が浅いと、
本当に大切なものを見落としてしまうのです。

30cmの物差しで10mを正確に測るのが困難なように、
今の自分の視点では計りきれない凄さがあるかもしれないのです。

では、あなたの周りにいる
「結果を残している人」に対して、
あなたはどのように感じていますか?

もし、「たいしたことがない」と思うのであれば、
一度立ち止まって考えてみてください。
本当にその人の価値を理解できているでしょうか?

たとえば、トップセールスの人がいたとして、
「運が良かっただけだろう」
「特別な環境があったからだ」
と考えるのは簡単です。

しかし、その人の営業スタイルを細かく観察し、
話し方、顧客へのアプローチ、準備の仕方を学んでみると、
そこには確かな技術や努力の跡があることに気づくでしょう。

それに気づけるかどうかは、
あなた自身の経験や視点にかかっているのです。

ここであなたにおススメすることは
もしあなたの周りに、
結果を出している人がいるのなら、
まずはその人に近づいてみてください。

話を聞き、考え方を学び、その人の行動を観察することで、
今まで気づかなかった「凄さ」が見えてくるはずです。

そして、あなた自身の視点が変わることで、
より多くの成功者の思考を理解し、
成長のスピードを加速させることができるでしょう。

「凄い人は凄い人しかわからない」と言われるのは、
その世界の経験値がなければ、
本当の価値を測ることができないからです。

しかし、それは「自分には一生わからない」
という意味ではなく、
「自分も成長すれば、その価値が見えてくる」
ということでもあります。

あなたが今見えていない「凄さ」は、
きっとすぐそばにあるのです。