小さな約束を守るだけで職場の評価が激変する理由

こんにちは。 毛利まさるです。

人から尋ねられたこと、相談されたこと、
もし、些細なことでもあなたにボールがある場合、これはおろそかにしないでください。

たとえ相手が忘れていたとしても、軽んじない方が良いです。

というのも、もし、覚えていたとしたら、あなたに対する信頼は減少します。

そして、実は中には忘れたふりをする人もいるのです。

ですから、些細なことでも必ず対応しましょう。
わからなかったらわからなかったという報告だけでも良いのです。
対応することが大切なのです。

そしてもっと重要なことはあなたは他人にそれを求めないことです。

もし、それを求めてしまうとあなた自身がとても疲れてしまいます。

頼まれごとを「はいはい」と軽く返事して、後からうっかり忘れてしまった経験はありませんか?

相手が何も言ってこないから、「まぁ、大丈夫だろう」と自分に都合よく解釈してしまうこと、きっと誰しもありますよね。

しかし実は、このような些細なことが積み重なって、あなたの信頼は静かに削られていくのです。

今回は、小さな約束が持つ大きな力について、特に職場で役立つ社内営業という視点からお話ししたいと思います。

小さな約束がもつ見えない重要性

仕事をしていると、「ちょっと調べておいて」とか
「これ、確認しておいてもらえる?」という軽い依頼がよくありますよね。

その場では、「了解しました!」と元気よく返答するものの、
日々の業務に追われてついつい忘れてしまうことがあります。

しかし、これがもし逆の立場だったらどうでしょう?

あなたが頼んだ些細なお願いを相手が忘れていたら、
きっと「あの人、ちょっと信用できないな」と感じるのではないでしょうか。

そう、どんなに小さな約束でも、相手が覚えている場合、
その約束を果たさないことであなたへの信頼は確実に減少します。

さらに驚くことに、中には忘れたふりをして、あなたがどんな対応をするのか試している人もいるのです。

だからこそ、小さな約束は決しておろそかにしないことが大切なのです。

小さな約束があなたの信頼を築く

では、どうすれば小さな約束を守り続けることができるのでしょうか?

それはシンプルに、「忘れない仕組み」を作ることです。

たとえば、依頼されたその瞬間に、メモやスケジュールアプリにすぐ書き留めておくという習慣を身につけましょう。

これだけでも格段に約束を守る確率が上がります。

また、もし自分では解決できないような依頼や相談をされた場合でも、
放置するのではなく「調べたけれどもよくわからなかった」
「詳しい人に聞いてみたけど、今は難しそう」と、
途中経過だけでもしっかり相手に報告しておくことです。

大事なのは、結果ではなく「対応する姿勢」そのものなのです。

他人に期待をしすぎない

ここまで、小さな約束を守ることが重要だとお伝えしてきました。

しかし、ここでひとつ大事なポイントがあります。
それは、自分が小さな約束を守ることを心がけているからといって、他人にも同じことを期待してしまわないことです。

「自分はちゃんとやったのに、なんであの人はしてくれないの?」
という気持ちになると、精神的に非常に疲れてしまいます。

私自身もかつてそのような思いを持ち続けたことで、精神的に疲弊したことがありました。

ですから、小さな約束を守ることは自分のため、自分の信頼を築くためだと割り切りましょう。

相手に強要するものではなく、自分自身がどう行動するかだけをコントロールすることが、
社内での良好な人間関係を築く上でもとても大切なのです。

社内営業における小さな約束の威力

社内営業というと、「ごますり」のようなネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、本来の社内営業とは、自分が働きやすい環境を作るために人間関係を円滑にする、
コミュニケーションスキルのひとつです。

そして、この社内営業において「小さな約束を守ること」は非常に効果的なのです。

たとえば、同僚が何気なく話した「〇〇について、もしわかったら教えてね」という軽い一言でも、
それを後日きちんと覚えて対応すると、相手は「この人は自分の話をちゃんと覚えていてくれたんだ!」と感じます。

こうした積み重ねが、いざという時にあなたの味方を増やしてくれるのです。