この仕事、別に自分じゃなくてもいい…と感じたとき

こんにちは。
毛利まさるです。

ルーティンをこなすほど、心に浮かぶ違和感

毎日、決まった業務を淡々とこなしていると、
「これって、自分じゃなくてもよいのではないか?」
そんな考えがふと頭をよぎったことはなかったでしょうか?

あなたは、与えられた業務を真面目にこなし、ミスなく回し、求められる役割を果たしてきたはずです。
その結果、大きな失敗はないものの、強い手応えもなく、数字や評価に追われる日々だったと思います。

それは、あなたの能力が足りないからではありません。
それは、企業の仕事の構造そのものが、そうした感覚を生みやすいからです。

企業は「人」を必要としているが「個人」を必要としているとは限らない

少し冷静に構造を見てみましょう。
基本的に企業は、業務を標準化し、誰でも一定水準でこなせるように設計します。
訓練を積めば、ある程度は誰でも対応できるように分担されているのが現実です。

つまり、仕事は大きく分けると
「仕組みを作る側」と「仕組みを動かす側」に分かれます。

もし、あなたが“仕組みを動かす側”に留まり続けると、「あなたである理由」はどうしても薄くなってしまいます。

真面目に行動しても、成果が横並びになりやすいため、評価の差がつきにくいのです。

「自分でなくてもいい仕事」をしているのではない

ここで大切なのは、「今の仕事が無意味だ」という話ではありません。
そうではなく、どの視点で仕事に関わっているかという問題です。

同じ仕組みを動かす仕事であっても、「言われた通りに回す人」と
「どうすればもっと良く回るかを考える人」

では、まったく違う価値を生みます。

ですので、問うべきは「この仕事は自分でなくてもよいのか?」
ではなく、「自分はこの仕組みを動かすにあたり、どんな工夫ができるのか?」

なのです。

逆に言うと、工夫の視点を持たない限り、どれだけ行動しても“代替可能な存在”から抜け出すことはできないのです。

工夫は小さくていい。しかし、視点は決定的に違う

ここで勘違いしがちなのが、「大きな改革をしなければ意味がない」という思い込みです。
しかし、実際はその逆です。

たとえば、

同じ提案資料でも「この一言を先に出した方が伝わるのではないか」
同じ訪問でも「この質問を一つ足すと会話が深まるのではないか」

こうした小さな工夫こそが、「あなたらしさ」を仕事に残します。

完璧にやろうとしても動けなくなるため、まずは仮説レベルで構いません。
してもすぐに結果が出ないかもしれないため、不安になることもあるでしょう。

しかし、その積み重ねが「考えて仕事をしている人」という評価につながります。

「なぜ自分なのか?」の答えは、後からついてくる

多くの人は、「自分である理由」を見つけてから動こうとします。
しかし、順番は逆です。

先に工夫し、考え、視点を変えて関わる。
その行動の積み重ねによって、後から「あの仕事は、あなたに任せたい」
という言葉が生まれます。

ですので、「なぜ自分なのか?」と悩む時間があるなら、「自分なりの工夫を一つ足す」ことに意識を向けてください。

あなたの価値は、最初から用意されているものではありません。

仕事との関わり方によって、後から形作られていくものなのです。

その一歩を踏み出せるかどうか。そこが、これからのキャリアを分ける静かな分岐点になります。