こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは「ドードー」という鳥をご存知でしょうか？
ユニークな姿と飛べない体質で知られたこの鳥は、かつてインド洋のモーリシャス島に生息していました。
ですが、17世紀には人類の活動の影響を受けて完全に絶滅してしまったのです。
飛べない鳥が外敵のいない楽園で安穏と暮らしていたものの、新しい環境の変化に適応できずに消えていった歴史は、
私たち人間が「成長」を考えるときに深い示唆を与えてくれます。
ドードーの絶滅に隠された教訓
ドードーは人類が島に持ち込んだ犬や猫、そしてネズミに対して無防備でした。
さらに、人間が食料として大量に捕獲したことも重なり、わずか数十年の間に姿を消しました。
大自然の中で生きるには「適応」が欠かせません。
しかし、ドードーは外敵のいない環境に慣れきってしまったため、危機に直面したときに生き残るための術を持ち合わせていなかったのです。
これは私たち人間の成長過程にも似ています。
自分の快適な環境にとどまり続けると、いざというときに変化に対応できなくなります。
日常の中で「これで十分だ」と思っていると、周囲の変化に気づいたときにはすでに手遅れになっているかもしれません。
自己啓発に通じるメッセージ
ドードーの絶滅は「環境の変化に対応できなければ未来は閉ざされる」という事実を物語っています。
これはまさに私たちの学びです。
私たちが成長するためには、常に自分をアップデートし続ける必要があります。
たとえば仕事の場面を考えてみましょう。
新しいツールやテクノロジーが次々に登場する現代で、昔ながらのやり方に固執していては成果を上げ続けることは難しいでしょう。
逆に、新しい環境を学び取り、変化を楽しむ人は長期的に見て大きな成果を収めるのです。
井の中の蛙で終わらないために
「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがあります。
小さな世界にとどまり続ける蛙は、自分の限界を知ることもなく満足してしまいます。
しかし、外の世界を知れば知るほど、自分の可能性に気づき、さらに成長していけるのです。
ドードーは井の中の蛙と同じで、狭い世界の中で安定を手に入れていたつもりが、外部からの変化に対応できずに絶滅しました。
私たちも同じように、心地よい環境に安住するだけでは、変化の波に飲み込まれるリスクがあります。
ですから、自分から未知の世界に一歩踏み出す勇気が必要なのです。
成長する人の共通点
成長を続ける人は例外なく「変化を拒まない」という特徴を持っています。
学ぶことをやめない、挑戦を恐れない、そして自分を更新し続ける姿勢こそが生き抜くための力です。
これはドードーが失ってしまった力であり、私たちが絶対に持ち続けなければならない力です。
