
こんにちは。
毛利まさるです。
隙間時間を活かすコツは「何をするか」を決めておくこと
「時間をもっと有効に使いたい」多くの人がそう思っているはずです。
朝の出発前の10分、電車での移動中の15分、昼休みが始まる前の5分。
こうした隙間時間を活用すれば、一日の充実度はぐっと上がります。
理屈としてはわかっているはずなのに、実際にはスマホでSNSを眺めていたらあっという間に終わってしまった…
そんな経験はありませんか?
実は、これは単なる「やる気」の問題ではありません。
人間は「その場で何をするか」を考え始めた瞬間に、すでに時間を浪費しているのです。
だからこそ、隙間時間の使い方を成功させる秘訣は事前にやることを決めておくことにあります。
なぜ隙間時間は無駄になりやすいのか
そもそも、なぜ隙間時間は無駄に終わることが多いのでしょうか?
理由はシンプルで、「やることが決まっていないから」です。
例えば5分空いた瞬間、「さて何をしようかな」と考えた時点で、その5分のうち1分はもう失われています。
さらに「ちょっとだけSNSでも…」と始めてしまえば、脳は快楽を感じてしまい、残りの時間はあっという間に過ぎます。
このように、意識していないと隙間時間は受動的な時間になってしまいます。
何かに反応するだけで、自分の意思で動く時間ではなくなるのです。
事前に決めておくことの威力
ここで有効なのが、「隙間時間があればこれをする」というルールを習慣化してしまうことです。
例えば以下のような感じです。
- 朝の5分:英単語アプリで5問解く
- 通勤電車:電子書籍でビジネス書を1ページ読む
- 待ち時間:メモアプリで今日のタスクを3つ書き出す
こうしてあらかじめ行動を決めておけば、隙間時間が訪れた瞬間にすぐに動けます。
これは脳にとっても楽な方法です。
なぜなら「やるべきこと」があらかじめ決まっているので、余計な判断エネルギーを使わなくて済むからです。
習慣化すれば「選択の迷い」が消える
行動を事前に決めるだけでなく、それを繰り返して習慣化すれば、さらに強力になります。
例えば歯磨きは、わざわざ「今日は歯を磨こうかな?」と考えませんよね。
これと同じように、「朝の10分=英単語学習」が完全に習慣になれば、それは自然な行動として体に染みつきます。
ポイントは、最初は小さく始めることです。
「5分だけ」「1ページだけ」といった低いハードルを設定すれば、隙間時間でも負担なく始められます。
そしてこれを積み重ねれば、大きな成果になります。
小さな積み重ねは想像以上に大きい
例えば、通勤時間に毎日10分間だけ読書するとします。
1日10分でも1年続ければ、約60時間の読書時間になります。
これはビジネス書なら10冊以上読める計算です。
この成果は、特別な努力をしたわけではなく、「隙間時間に何をするかを決めておいた」というただそれだけのことから生まれるのです。
隙間時間活用のための3つのステップ
- やることを一つに絞る 「あれもこれも」ではなく、「隙間時間にはこれだけ」を決めておくこと。
- ハードルを下げる 5分以内でできること、道具がいらないことから始める。
- 習慣化する 毎日同じ時間・同じタイミングで繰り返すことで、自動的に動けるようになる。
この3つを守るだけで、隙間時間は「何となく過ぎる時間」から「人生を前に進める時間」に変わります。
まとめ
隙間時間は、放っておくとあっという間に消えてしまう儚い時間です。
しかし、その儚さこそが強みでもあります。短いからこそ集中でき、負担も少なく、習慣化もしやすいのです。
ポイントは「やることをあらかじめ決めておく」こと。
そしてそのルールを繰り返し、習慣化することです。
これさえできれば、1日が確実に変わります。