
こんにちは。
毛利まさるです。
社内の評価だけでモヤモヤした経験はありませんか?
「会社の中では頑張っているはずなのに、あまり評価されない」
「上司にしか自分の成果が伝わっていない気がする」
そんな不安や物足りなさを感じたことはありませんか?
評価というものは、すごく不確かなものです。
社内でどれだけ努力しても、それが正しく見られているとは限りません。
ましてや、その上司や部署が変われば、あなたの存在意義まで一瞬で揺らぐこともあるのです。
そこで意識したいのが、社会資本という考え方です。
社会資本って何?
まず、「社会資本」という言葉を簡単に説明しますね。
経済学的な言い方をすれば、信頼やつながり、信用といった“無形の資産”のことです。
わかりやすく言えば、「あなたが社外からどう見られているか」「あなたに何を期待されているか」です。
たとえば、LinkedInでの投稿が多くの人に読まれていたり、外部セミナーで登壇経験があったり、
noteやXでの発信が「参考になった」と拡散されていたり。
これらはすべて、あなたが「社外から信用されている証」です。
こうした社外的な“肩書きのいらない評価”を積み重ねていくことで、
あなたの存在価値は、会社という枠を超えて広がっていきます。
なぜ社会資本を築くべきなのか?
理由はシンプルです。
社内評価は、あまりにも不安定だからです。
人間関係、上司の好み、部署の都合、タイミング…あなたの努力とは関係ない要素で、簡単に左右されます。
いわば“流される人生”です。
しかし、社会資本を築くことで、あなたの価値は“外にも通用するもの”になります。
自分のやってきたことが、誰かに届いている。
社外の人が「あなたに仕事を頼みたい」と言ってくれる。
この感覚は、自信を生みます。
そして何より、自分の軸を持つことにつながります。
小さな発信から始めよう
とはいえ、「社会資本」と聞くと、なんだか大きなことのように感じるかもしれません。
でも、そんなに身構える必要はありません。
たとえば、あなたが日々の業務で学んだことを、noteやX(旧Twitter)で発信するだけでも立派な第一歩です。
誰かに役立つようにまとめてみたり、自分の考えを整理するだけでも価値があります。
発信が苦手なら、勉強会に参加して一言コメントを残す、
業界のイベントで交流して名刺交換する、「面白い記事を読んだ」と紹介するだけでもいいんです。
社会資本というのは「人との信頼の蓄積」です。
小さくて、地道で、目に見えにくいものですが、着実に積み上がっていくのです。
「社外評価」を得ると視界が広がる
社会資本を築くことの最大のメリットは、視野の拡張です。
社内にいると、「自分の会社の常識」があたかも世間の常識かのように感じてしまいます。
しかし、社外からフィードバックを得ることで、「世の中の基準」「他社のやり方」「自分の立ち位置」がクリアになります。
さらに言えば、転職活動や副業、将来的な独立といったキャリアの選択肢も見えてきます。
そうすると、今の会社に“しがみつく”のではなく、もっとしなやかに働けるようになります。
それこそが、現代のしなやかな仕事術ではないでしょうか。