チームとしての一体感や達成感をなかなか感じられない

こんにちは。
毛利まさるです。

セールスという仕事は、目標が明確であるがゆえに、
結果が出たときには達成感を味わえるはず

多くの人はそう考えるでしょう。
しかし実際には、数字を追うだけの毎日を繰り返していると、
心が置き去りにされてしまう瞬間があります。

特に最近では、働き方が大きく変化し、
メールやチャット、オンライン会議が中心になりました。

チームメンバーと顔を合わせる機会は減り、
それぞれが個人目標を背負って動いている状況です。

セールスとして結果を出しても、
共有される場はチャットの「いいね」やスタンプだけ。
短いやり取りで処理されていく毎日を過ごすうちに、
「自分は本当にチームの一員なのだろうか」と感じるようになります。

こうした孤独感に苛まれる人は、あなただけではありません。
直接顔を合わせていないからこそ一体感がないのだ、
と考えがちであるものの、実際はオフィスで
毎日顔を合わせていたとしても、孤独を感じる人は少なくありません。

なぜなら、本質的な一体感や達成感は、
「場所」ではなく「つながりの質」によって決まるからです。

たとえば、何かに悩んだときに
「大丈夫?」と声をかけてくれる人がいるか。

困っているときに、少しの雑談の中でヒントをもらえる関係性があるか。
誰かの成功を、自分のことのように喜べる瞬間があるか
そのような関係性が、実は“孤独”という感情に対して
もっとも大きな影響を与えているのです。

もちろん、セールスの現場では、
個人の成果が重視されることが多いです。

評価制度やインセンティブ設計も、
個人に最適化されていることが一般的です。

であるものの、数字だけで人は動けるわけではありません。
私たちは、人とのつながりの中でこそ、
本来の力を発揮できる存在です。

「成果を出す=誰かと共有したくなる」

この自然な気持ちが満たされないまま仕事を続けていると、
自分の価値がわからなくなります。

逆に言えば、たとえ顔を合わせていなくても、
誰かと成果や苦労を分かち合える環境があれば、
それだけで人は前向きになれるのです。

あなたがもし、「チームとしての一体感が感じられない」
と悩んでいるなら、まずは小さな一歩から始めてみてください。

たとえば、同じチームのメンバーに
「最近どう?」と声をかけること。
相手の話を聞いてみること。

誰かの成果に「すごいね」とコメントすること。
そんなささやかな行動の積み重ねが、
やがて大きな一体感を生み出していきます。

セールスの現場は、時に戦場のように孤独です。

しかし、孤独の中にこそ、
本当のつながりを求める力が眠っています。
だからこそ、あなた自身がチームとのつながりを
作り出す存在になってほしいのです。

どんなに小さなアクションでも、きっと誰かの心に届きます。